こんにちは、お出かけ大好きプレ子です!
今年のニューヨークの冬は大寒波が訪れ、観光どころでは無い時期もありましたが、それも落ち着き、これからの時期もニューヨークシティの観光はアイススケートや美術館の催しなど楽しいことが満載です。
ニューヨークシティは、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの5つの島に分かれています。ほとんどの主要ランドマークや美術館は、マンハッタン内にありますが、マンハッタンとブルックリンを繋ぐマンハッタンブリッジ、ブルックリンブリッジがあったり、あの有名な自由の女神は、マンハッタンを出て、スタテンアイランドやガバナーズアイランドが浮かぶハドソン川にあるリバティアイランドにそびえています。そんなマンハッタン周辺の観光地やマンハッタンのビル群の景色を、外側からフェリーに乗ってゆったりと眺めるツアーがサークルライン観光クルーズ「Circle Line Sightseeing Cruise」です。特にからっと晴れた暖かい日のおでかけがお勧めです。
観光地を回った後の締めくくりにマンハッタン1周、または半周のクルーズ、いかがでしょうか?
色々周りたいけど、時間があまりない!けれど要所は押さえたい方にはシティパスもお勧めです。こちらのクルーズもパスで選ぶことが出来ます。一人あたり78ドルも得するニューヨークシティパスの購入方法の記事でチェックしてみてくださいね。
目次
1、サークルラインクルーズについて
基本情報/営業時間
1905年にハーレムの運河が出来上がり、その3年後に初のマンハッタン島一周クルーズが始まりました。初期はバッテリーパークからの運航でしたが、1955年より現在の42番街、西端ハドソン川の83埠頭から運航になりました。1981年にサークルライン観光クルーズとサークルラインダウンタウンの二つに分かれ、バッテリーパークと83埠頭から分かれて運行していましたが、2008年にウォータータクシーに買収、2017年にサークルラインが買収しました。また、2009年に起きた、USエアウェイズ1549便飛行機不時着水事故ではハドソン川に不時着した飛行機の現場へサークルラインの船も駆けつけました。このページでそんなNYの歴史を少し学んで、クルーズをより楽しんでみてはいかがでしょうか?
USエアウェイズ1549便 飛行機不時着水事故
2009年1月15日、NYラガーディア空港発シアトル行きの飛行機が、カナダ雁の群れに遭遇し、両エンジンの同時バードストライク(機体が鳥の群れとぶつかるアクシデント)という稀なケースにより、飛行中に両エンジン停止、飛行高度の維持が出来なくなってしまいました。目的地はおろか、最寄りの空港への着陸も難しく、当時のサリー機長は42年の経歴から冷静に判断し、マンハッタンやニュージャージー州の間のハドソン川への不時着水を決行。離陸直後のため、高度が低く、難易度も高かったそうですが、機長は無事成功させます。事故が起こった日は真冬、気温−6℃、水温2度、飛行機は無事着水しましたが、後部から浸水が始まり、
155人の乗客の飛行機から脱出、そして河岸への救助を迅速に行うことが必要でした。機長を含めた乗組員の的確な行動と誘導で、乗員乗客全員が無事生還しました。離陸してから着水まで5分、救助まで24分間の出来事でした。その後、機体は1時間後に沈没しました。このお話は、クリントイーストウッド監督がトムハンクス主演で「ハドソン川の奇跡」という映画にもなっています。
営業時間
Box Office 窓口営業時間:毎日 午前 9:00 – 午後 7:00
*クリスマス(12/25)は休み。Thanksgiving(11月の第4木曜日)、New Year’s Day(1/1)、7月4日は特別スケジュールになります。
*出航時間は、コースやシーズンによって異なりますので、公式サイトでご確認ください。
▼各コース説明でも時間は案内していますが(2018.2情報)、変更になっている場合もあります。
所在地/行き方
住所:Pier 83 / W 46th St & 12th Ave, New York, NY 10036
地下鉄・バスの最寄駅
サークルラインクルーズは、タイムズスクエアから5ブロック西側にあります。駅から歩いたら15分〜20分ほどです。
マップのダウンロードは「Manhattan Bus Map」(マンハッタンバスマップ)や「MTA Map」と検索すると、PDFで印刷できます。
地下鉄:
ブルーのA,C,E,線「42st Port Authority Bus Terminal」駅
1,2,3,7,S,N,Q,R線「Times Square-42st」駅
バス:M42、M50、M12
*M42、M50がすぐ前「12 Av/42 St」に停まります。
タクシーで行く場合
Pier 83までは便利な地下鉄が近くにありません。歩いても、大きな道路(国道みたいなイメージ)を渡る必要があり、バスでも車内ではアナウンスがない為、不慣れな観光客には向かないのが現実です。
人数が多いければ多いほど、タクシーが便利に思うのではないでしょうか。
タクシーで行く場合は、「Pier 83 on 12 Avenue & 42nd Street」と伝えるか、メモを見せるのがベストです。
タイムズスクエアからの行き方
- M42, M50のバスに乗り、再西端の12番街で下車です。
- 徒歩で5ブロック、20分ほどです。
トップオブザロック(ロックフェラーセンター)からの行き方
42stまで徒歩またはバスで降り、M42のバスに乗りましょう。
徒歩だと6ブロック、25分ほどです。
ニューヨーク観光はとにかく歩きます。スニーカーやローヒールの歩きやすい靴での観光をお勧めします。
[blogcard url=”https://www.pureko.tv/top-of-the-rock/”]
エンパイアステートビルディングからの行き方
6Av / 34st「ヘラルドスクエア」から、黄色のN,Q,R線で「Times Square-42st駅」まで1本です。
そこからは、徒歩かバスで向かいます。
[blogcard url=”https://www.pureko.tv/empire-state-building/”]
クルーズ船の設備
- サンドイッチ、サラダ、スナックなどの軽食と飲み物、お酒を購入することが出来ます。
- トイレ、暖房・冷房完備
- お土産やガイドブックなども揃っています
注意事項
- 乗船開始時刻は出発の30分前からです。
- クルーズ出発時間より1時間〜45分前にBoxオフィスに到着し、チケットを確保する必要があります
- CityPASSを利用の場合は、ネットからは予約ができません。45分前には到着し、Boxオフィスでパスを提示の上、乗船チケットに交換してくだい。
- 2歳以下のお子様がいる場合は、Boxオフィスで無料の乳幼児チケットをお求めください。
- 飲食の持ち込みは禁止されています
2、サークルラインクルーズのチケット情報
チケット・入場料金
料金はコースによって異なります。
コース | 大人 | 子ども |
---|---|---|
Best of NYC Cruise (ベストオブNYCクルーズ) |
$44 | $37 |
Landmarks Cruise (ランドマーククルーズ) |
$37 | $31 |
Harbor Lights Cruise (ハーバーライツクルーズ) |
$41 | $34 |
Liberty Cruise (リバティクルーズ) |
$31 | $26 |
*子ども料金は、3歳〜12歳が対象です。2歳以下は、無料のチケットをもらい乗船します。
チケットの購入方法
まずこちらの公式ホームページに飛びます。日本語にも翻訳されているので、購入がしやすくなっていますよ。
www.circleline.com
- トップに予約人数を入れましょう。
- 次にクルーズの中から参加したいものを選びます。季節ものなどありますが、主要なものは5つです。それぞれお値段とコース内容が異なりますので、ホームページまたはこの下の項目で内容をチェックしてから購入しましょう。
- 予約したい日を選びます。
- 時間帯を選び、スケジュールをチェックします。
- 詳細の時間を選択、時間が出てこない場合は、予約が満杯でチケットが取れないので、違う日にちを選びなおします。
- 通常のチケットを追加料金でアップグレードすることもできます。
*日陰の待合エリアや優先乗船、プライベートデッキまたは鑑賞エリア、アップグレードされた座席、専用の飲食サービスなどが特典されます。
- チケットの金額・人数を確認をしながら進めていきます。
- 名前、苗字、メールアドレスの記入をします。
- 他のチケットと共に購入するとお得です!と色々紹介されますが、特になければ下までスクロールして、次に行きます。
- クレジットカードの情報を記入して購入ボタンを押したら完了です。
- 確認のメールは必ず保存し、プリントアウトして当日持参しましょう。
シティパスを利用の場合
お得なシティパスでも、サークルライン観光クルーズに乗船できます。
その場合のコースや乗船方法をご案内します。
選べるコース
Landmark Cruise、Harbor Lights Cruise、Liberty Cruiseなどが選べます。
- 季節によって、選べるコースが追加されます。
- 追加料金$5で、どのコースも選べるようになります。
- 更に、Best of NYC Cruise-$25、LandmarkやHarbor Lights Cruise-$15、Liberty Cruise-$10の追加料金で、プレミア・アップグレードができ、日陰の待合エリアや優先乗船、プライベートデッキまたは鑑賞エリア、アップグレードされた座席、専用の飲食サービスなどが特典されます。
シティパスで乗船の方法
パスだけでは、乗船することができません。
乗船前に、Boxオフィスでチケットに交換してもらう必要があります。
45分前までには到着し、窓口でコースと時間を選び、チケットをもらいます。
クルーズ出発30分前から乗船が開始されるので、1時間前に到着でも問題ないと思います。
シティパスについてはニューヨークシティパスの購入方法の記事でご確認ください。
[blogcard url=”https://www.pureko.tv/citypass-kounyu-houhou/”]
3、クルーズのコース案内
Best of NYC Cruise(ベストオブNYCクルーズ)
大人$42、子ども$35
出航時間:12:00 PM(〜2018年3月9日)、10:00 AM & 1:30 PM(3月10日〜4月27日)、10:00 AM, 12:00 PM & 1:30 PM(4月28日〜9月3日)、10:00 AM & 1:30 PM(9月4日〜10月28日)、12:00 PM(10月29日〜2019年3月9日)
マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランドNYCに属する5地区すべてを見ることが出来るコースです。
▼体験談で詳しい内容をレポートします。
Landmarks Cruise(ランドマーククルーズ)
大人$36、子ども$30
出航時間:3:30 PM(〜2018年3月9日)、12:30 PM & 3:30 PM(3月10日〜4月27日)、11:00 AM, 12:30 PM, 2:00 PM & 3:30 PM(4月28日〜9月3日)、11:00 AM, 12:30 PM & 3:30 PM(9月4日〜10月28日)、3:30 PM(10月29日〜2019年3月9日)
スタート地点は同じハドソン川のPier で、コースはベストオブNYCクルーズと途中まで一緒です。
一周せずに3つの橋をくぐり、クライスラー、国連を見れる辺りまで、ルーズベルトアイランドまで行かずにUターンします。
Harbor Lights Cruise(ハーバーライツクルーズ)
大人$39、子ども$32
出航時間:7:00 PM(〜2019年3月9日)
コースはランドマーククルーズと一緒ですが、夜のクルーズで、ほぼ毎日同時刻7pmに出港します。春夏のサマータイムの間は、夕方の夕やけやサンセットと共に眺めることが出来、サマータイムでは無いときは、夜景の綺麗な景色や自由の女神のライトアップを眺めることが出来ます。暖かい恰好で行くことをお勧めします!
Liberty Cruise(リバティクルーズ)
大人$30、子ども$25
出航時間:10:00 AM & 1:30 PM(〜2018年3月9日)、10:30 AM & 2:30 PM(3月10日〜4月27日)、10:30 AM, 2:30 PM & 4:30 PM(4月28日〜10月28日)、10:00 AM & 1:30 PM(10月29日〜2019年3月9日)
自由の女神をメインにしたクルーズです。1日に午前・午後と大体2回の出航です。4月から10月の暖かい時期は3回に増えます。
スペシャルイベントクルーズ
大人2人で$99
コースはランドマーククルーズと同じで、半周ですが、花火が上がったり、シャンパンとチョコレートがもてなされたり、特別なクルーズです。バレンタインデーに好きな人とロマンティックな夜を過ごせそうですね。
4、Best of NYC Cruiseの体験レポート
83埠頭を出たフェリーは、エンパイアステートビルが頭一つ分飛び出す、マンハッタンのビル群を遠巻きに見ながらハドソン川を南の方に下り、自由の女神の立つ、リバティ島やエリス島を眺め、マンハッタン東側を流れるイーストリバーへ入り、左回りにマンハッタン島の周りを一周するコースです。
それでは今回、コース「Best of NYC Cruise」を体験してきたので、見える景色などを解説していきます!
まず出発は42番街の西側のハドソン川です。
基本情報のところで説明した、「ハドソン川の奇跡」と呼ばれた2009年に飛行機が不時着水した川を下っていきます。
Jacob.K.Javits Convention Center (ジェイコブ・K・ジャヴィッツ会議センター)
東側に見えます、2013年に改修が終わり、国際オートショーやコミックコンなどのイベントに使われるようになりました。
一番西側の11番街はハイラインという元々線路だったところを改築、ボードウォークになっていて、Chelseaの辺り、約20street分歩けるようになっています。
そして、その奥に
Empire State Building(エンパイアステートビルディング)が見えてきます。
エンパイアステートビルは1931年にクライスラーより高く建てられ、1972年にワールドトレードセンターが出来るまで、世界一高いビルでした。今は世界でもNYシティの中でも一番の高さではありませんが、このシェイプはNYのシンボルと言えるでしょう。電波塔でもあるこのビルの高さは443.2m、屋外展望台は、381mの高さまで上ることが出来、ニューヨークの街を全方向に見渡すことが出来ます。
ぜひ、上ってみてくださいね!
左側には、Chelsea Pier(チェルシー・ピア)、船が停泊するところと子どもたちがスケートやホッケーを習えるスカイリンクがあります。この辺りのChelsea地区はアートギャラリーや街並みが美しく歴史地区となっているエリアです。
レンゾ・ピアノが設計して新しくなったWhitney Museum (ホイットニー美術館)も見えると思います。
反対側の右岸にはニュージャージ―州が見えます。Hoboken(ホーボーケン)という街にある時計塔が見えてくるのですが、それはErie-Lackawanna Railroad and Ferry Terminal (エリー・ラッカワナ鉄道とフェリーの駅) です。
1960年から1976年までの間、ニュージャージー州とシカゴを繋いでいた鉄道の駅です。ハリケーン・アグネスによって線路や施設が破壊され、倒産後、再建を申請しますが、高速道路の開通やペン・セントラル鉄道との顧客獲得争い、更には、73年のオイルショックの影響で衰退、解散しています。現在は、国の史跡となっていて、改修工事中で、ホーボーケン駅は、ニューヨークとニュージャージ―を繋ぐ電車やフェリーが主となって今でも活躍しています。
そして、Liberty State Park (リバティステイトパーク) が見えてきます。ワールドトレードセンターエリアの向かいにあるマンハッタンのダウンタウンエリアがよく見える公園です。9.11のテロの後、グラウンドゼロの方角を向いた犠牲者の名が刻まれた慰霊碑の壁Empty Skyが作られました。
更に南下していくと、アメリカ合衆国移民局のあったElis Island(エリス島)が見えてきます。ヨーロッパからの移民は、この島に1度入り、移住できるかどうかの審査があり、Island of Hope(希望の島)、Island of Tears (嘆きの島) また、入国できる人たちを迎えに来た家族や友人と抱擁を交わすということからKissing Pointとも呼ばれました。入国審査は、病気や犯罪、身元の確認をするための質問で問題がないことと、ある程度の所持金の保持が原則でそれは現在のビザなどの取得の前身となっています。現在は博物館となっていますので、マンハッタンのバッテリーパークやニュージャージーのリバティステイトパークからフェリーに乗って上陸することが出来ます。
次に見えてくるのが、このクルーズの目玉ともいえる、自由の女神のあるLiberty Island (リバティアイランド)です。島に上陸をせず、外側から見るだけでいいのであれば、こちらのクルーズがお勧めです。目の前を2度通り、少しの間止まってくれるので、シャッターチャンスもたっぷりあります。
マンハッタン方向に戻る際には、NYCで今1番、世界では6番目に高いビル、One World Trade Center(ワンワールドトレードセンター)と一緒にダウンタウンにある高層ビルがそびえているのが見えます。近づくほどに圧巻です。ワンワールドセンタービルはアメリカ独立の年になぞらえて、1776フィート(約541m)につくられました。出来上がったのは、2014年で、これからも2,3,5が増えていく予定です。この周辺は開発が進み、翼を広げたようなOculus(オキュラス)、商業施設のBrookfield place(ブルックフィールド プレイス)やWest Field(ウェスト フィールド)、911メモリアルミュージアムなどもある観光地です。
船はマンハッタンの東側、イーストリバーに入っていきます。まず石造りでゴシック様式のBrooklyn Bridge(ブルックリンブリッジ)を下から眺め、くぐります。
鋼鉄のワイヤーで作られた世界初のつり橋です。この橋は人や自転車が通る部分と車道の2層になっていて、今まであらゆる映画やドラマでのロケ地となり、ニューヨークの代表的な観光地・シンボルとなっています。
その奥に見えてくるのはManhattan Bridge(マンハッタンブリッジ)です。こちらは、1909年開通、ブルックリンブリッジよりも近代的な設計です。上層に車道、下層には地下鉄B/D/N/Q/R線、車道、歩行者、自転車通路があります。マンハッタン側には、凱旋門とコロネードもあり、写真映えします。
そして、少し離れてWilliamsburg Bridge(ウィリアムズバーグブリッジ) があります。一時期は世界一長いつり橋だったこともあり、488mあります。その他の2つと同様に、地下鉄はJ/M/Z線、車道、歩行者、自転車用通路があります。
3つの橋を通り過ぎると、Chrysler Building(クライスラービルディング)が見えてきます。壁面、内装、ビルの上の部分にアールデコ装飾のこちらのビルは建設当時、世界一を誇るビルとなりましたが、エンパイアステートビルにすぐに抜かれてしまいました。名前の通り、車メーカーのクライスラー社長個人名義で、本社ビルとして使用されていましたが、今はまた違ういくつかの会社の所有のオフィスビルとなっているため、一般開放はしていません。夜、単色でライトアップされる三角窓から夜景を眺めてみたいのに‥と思ってしまいます。1階にパブリックスペースがあるので平日の朝から夜6時までは入ることができます。各所に自動車のモチーフが施されてもいます。
左岸にはタートルベイに位置するUnited Nations Headquarters (国際連合本部ビル)が見えます。あらかじめチケットを購入すれば、こちらも観光として中を見ることが出来ます。
右岸には高層ビルの建設が進んでいるクイーンズが見えます。ペプシコーラの看板の辺りはGantry Plaza State Park(ガントリープラザ州立公園)です。
その後、Roosevelt Island (ルーズベルト島) とQueensboro Bridge(クイーンズボロ橋)が見えてきました。マンハッタンとクイーンズの間に浮かぶこの島はフランクリンルーズベルト大統領の名前がついていて、桜の名所としても有名です。地下鉄Fライン、または トラムでマンハッタンから5分ほどで上陸することが出来ます。
イギリスの統治時代はブラックウェルズ島と呼ばれていて、天然痘の隔離病院がありました。今でも中には入れませんが病院の廃墟があります。2012年にフランクリンD. ルーズベルト・フォー・フリーダムズ・パークという名の大きな公園ができ、遊びに来る人も増えているようです。
右側にマンハッタンと左側にはRandall’s and Wards Islands(ランドールズ島とワーズ島)、その間を流れるハーレム川を北上していきます。この島の中では、ニューヨークの消防隊員の訓練が行われていたり、春には桜祭りが開催されたりします。
その後、右側はBronx(ブロンクス)エリアに入っていきます。 ニューヨークを訪れたなら、メジャーリーグを見たい方も多いかと思います。ヤンキースのホーム、Yankee Studium(ヤンキースタジアム)、サッカーも見ることが出来ます。ブロンクスは、ニュウーヨーク市の一つの区域で、島ではなく、北アメリカ大陸の本土と繋がっています。70年代から80年代は、ニューヨークの中でも治安が最も悪く、密売人やギャングがはびこっていました。今でも犯罪率が高いエリアもありますが、再開発が進んで住宅エリアにもなってきています。ヤンキースタジアムの他にブロンクス動物園やボタニカルガーデンがあったり、ヒップホップやブレイクダンスの発祥の地でもあります。現在でも危ないエリアはありますので、観光地以外のところは知識を入れてから上陸してくださいね。安いということは、治安の悪さや不便さと比例していることもあります。
ハーレム運河を船はどんどん北上、ブロンクスとマンハッタンの上の方の景色が続きます。そしてハドソン川に戻ってきます。そると、左に見えるのは、The Cloisters(クロイスターズ)です。メトロポリタン美術館の別館で、フランスから移設した修道院の回廊の中に、西洋中世の美術品が収蔵されています。また、様々な品種の植物やハーブが植えられている庭園があります。
更に南下していくとクイーンメリー号などの豪華客船を停泊していたピアがたくさん現れ、
イントレピッド海上航空宇宙博物館が見えます。隣はHudson River Park。クルーズもおしまいです。
いかがでしたか?サークルラインクルーズの音声ガイドは残念ながら日本語の用意がありません。こちらの記事で予習、またはその場でチェックしながらどんなものが見えるか、その歴史などの確認、参考にしてもらえたら幸いです。
また、それぞれの観光名所を外側から見た後は、内側からも見てもらって、ニューヨークの知識を深めてもらえるもよし、すべてを見終えた後に、クルーズで外側から眺めるのもよし。
皆様のニューヨーク旅行が素敵なものになりますように!!