ニューヨーク観光に絶対知っておきたい現地ルール&注意事項
今回はニューヨーク観光に来られる方にはまず目を通していただきたいNYルールや注意事項をまとめました。
アメリカ内の州や市によっても、法律が違うので、日本から来る方もアメリカ国内からの人にも、トラブルフリーな旅行をしていただきたい限りです。
特に日本とは全く異なるルールに驚かれる方も多いと思います。そんな違いも楽しんでニューヨーク観光を満喫してくださいね!
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目次
気づかぬうちに違法なことをしてしまっている観光客もいます。警察官に見つかれば容赦なく取り調べられます。最悪なニューヨーク観光にならないためにも本当に気をつけましょう。
ニューヨークでは、外でのみ喫煙が許されています。
すべてのホテルやレストラン内、空港内では禁煙です。居住アパートのビル内も禁煙です。
ヘビースモーカーの人にはこの街は向かないほど喫煙には厳しい街なのです。
また、外だとしても子供が遊んでいるエリアや学校の近くで吸うのもNGです。
セントラルパーク含め、公園でも禁煙です。
本当に吸える場所はほとんどなく、喫煙者には肩身の狭い環境ですが、ルールはルール、ちょっとぐらい大丈夫と吸わないようにしましょう。アメリカ人は、見つけたらすぐに指摘してくるか通報されますので、逮捕されないように気をつけましょうね。
では、なぜ上記のエリアでは喫煙が違法なのでしょうか。
それは日本では軽視されている副流煙のためです。副流煙を吸うのは喫煙よりも害が大きいことは知られていますが、ニューヨークでは真剣に嫌がられます。
あと、建物内で吸うと火事につながる事もある為と言われています。
安全に喫煙できる所は、灰皿が用意してあるところやニューヨーカーっぽい人が喫煙している隣でしょう。
“Smoke Free”の表記は、「喫煙 自由?=OK?」と勘違いされがちですが、喫煙禁止の意味ですのでお気をつけください。
ニューヨークではこの環境に加えタバコ自体とっても高いので、喫煙者が少ないのもうなずけますね。
ちなみにニューヨークでの喫煙は21歳から合法です。
お酒は、外では飲んではいけません。
未開封のビール缶をそのまま片手に道を歩いていてもアウトです。(袋にいれましょう)
公園やビーチを含む屋外では一切禁止されており、駅や電車内でも違反行為になります。
ニューヨークでの飲酒は21歳から可能です。
お店で購入するときや、レストラン、クラブにおいても年齢確認がされます。
日本人はとっても若く見られやすいこともありますし、誰にでも年齢確認をするお店もありますので、公的な身分証明書(パスポート)を持参しましょう。
また、日本では居酒屋に行けば酔っ払いがいてもなんとも思いませんが、ニューヨークで酔っ払いはお店から出されてしまうこともあります。
日本人の代表として恥じない程度の酔いを楽しんでくださいね。
ちなみに、ニューヨークでは、バーやクラブに入ったからって、レストランで周りがお酒を飲んでいるからだとしても、あなたが飲みたくなければ飲まない。弱ければ、飲まなくていいのが常識です。
観光者がニューヨーク内で車の運転をする事はそうないと思いますが、番外編として運転ルールなど気をつけないといけないことをあげます。
- 右左逆です
- タクシー運転手など、運転が荒い人が多いです。日本のように自動車学校で何ヶ月も勉強している人は、ほぼいません。
- 救急車がきたら、対向車線だとしてもいなくなるまで止まらないといけません。
- スクールバスが停車中サインを出したら、7m以上の間隔をあけて止まらないといけません。
- アメリカでは「赤信号でも右折OK」なところが多いですが、ニューヨークでは違法です。
- ニューヨークは道脇に駐車ができる道が多いですが、曜日や時間帯によって違反になるので看板を要チェックです。また、消火栓の近くはNGです。
- 対向車のためにライトを消したり、ありがとうの意味のハザードランプは意味が通じません。
- 12歳以下の子供だけで車内に残っていれば、逮捕されます。
日本の常識がアメリカでは非常識なこと、アメリカの常識が日本人には初耳なことなどが多々あるので、ぜひ気をつけてほしい事をあげていきます。
日本人の謙虚さや親切心などは誇らしいところですが、異国の国ではそれが逆手に出る事もあります。なるべくトラブルを避けたいですよね。
レストランでのチップ
基本的に15%〜20%
税金TAX をの2倍と覚えると簡単です。支払い時、先にレシートを確認するので、その時に税金額を確認して計算します。
レストランではチップのみの収入で働かされている労働者がいるのもアメリカの現実です。
なので、チップは必ず払うのも常識です。
チップの意義は「サービスをしてくれ、快い時間を過ごせた事に関しての感謝の気持ち」
その感謝の気持ちをお金で表します。
日本では良いサービスが付いてくるのが普通ですが、アメリカでは少し違いますね。
その分、良いサービスが受けれなかったら、少ないチップを渡します。もしとても気分を害する事があれば、チップなんて払わず退店、ご飯代も…というのもニューヨークスタイルですね。
アメリカのレストランでは日本と違いとても融通が効くのはいいところです。
サラダのドレッシングが気に入らないと伝えると別のドレッシングでサラダを出してくれるところもあります。
ある意味、スタッフは(チップのために)できる限りの事はしてくれます。
ホテルでのチップ
2ドル〜5ドル
部屋の清掃スタッフに対して、数ドルを置くのが基本です。
とても汚していたら、多めに払うのが良いかと思います。
荷物を運んでくれる人ベルボーイにも、チップを支払う場合がありますが、人の助けを必要としないくらいなら自分で運ぶのも選択肢の一つです。
タクシーでのチップ
1ドル〜15%など
液晶付きのタクシーなら、その画面にてチップの金額を選びます。
トランクに荷物を入れてもらうなどした場合はちゃんとチップを払うのが好ましいでしょう。
コートチェック
数ドル
レストラン、バーやクラブでは、荷物を預けれるコートチェックは、どこのサービスでも、帰りの荷物を引き受ける時に数ドルのチップを渡します。
地下鉄や道でのパフォーマンス
気持ち程度
ダンスのパフォーマンスや、音楽の演奏などなんでもありの地下鉄や、観光客の多いところではストリートパフォーマーに出会える機会も多いです。
ビデオや写真を撮った場合や、そのパフォーマンスに感動した場合はいくらかの気持ちをチップします。
逆に、タイムズスクエアやセントラルパークなどの有名観光地にいる「仮装をしていて、一緒に写真とろうよ」っていうパフォーマンスの人たちにはチップとしてお金を請求されます。先にいくらかを交渉してから写真撮影しましょう。お気をつけて!
チップ入れがあるレジ
Tipsと書いている入れ物がレジ横に設置されているカフェやテイクアウトのお店では、基本的にチップは必要ありません。
ただ、とても良くしてもらったり、小銭があまってたりしたら、チップを入れるといいでしょう。
ニューヨークでの夜間行動は、特に注意が必要です。
地下鉄は24時間運転ですが、深夜には1時間に1本でホームには人がいない時も。
とくにマンハッタンの東側や西側の川に近いエリアは避ける事。人通りの少ない所は犯罪に遭いやすいです。
タクシーは夜間料金で少し高くなりますが、利用するべきです。
また一人行動は時に避けましょう。
日本では夜道を一人で歩いてしまいがちですが、ニューヨークは別世界と考えて無防備にならず、必ず数人での行動、一人旅なら夜遅くは出かけないなどの配慮が必要です。
男性だとしても格闘家の人だとしても、銃を突きつけられたら何もできないですよね。そのような場面に遭いやすい、人通りのない環境にはいかないようにしましょう。
被害の経験談(男性):深夜の帰宅中、駅からつけられていたようで、路地に入った途端に数人から暴行を受け、貴重品などを盗られた。
被害の経験談(女性):夜一人で帰宅していて、駅からつけられている感じがし、家に急ぎました。玄関の所で男に襲われそうになり、大声で叫びまくりました。そしたら、急いで逃げて行きました。運がよかった方だと思います。。
こうして被害例をみても、だいたいの被害者は一人でいる時です。特に女性は、気を引き締めて安全に観光をしてくださいね!
ニューヨークでは、常に身分証明書(ID)を持ち歩くのが常識です。
日本人観光客の場合は、パスポートが重要です。
盗られると一番痛いですが、いつでも身につけておくことです。
クレジットカードを使う時に身分証明書の提示を求められる時があります。また飲酒をするときや、バーやクラブに入場するためだけにも提示が必要になります。
普通のバーでも入り口にドアマンがいて、身分証明書がなければ、真面目に入れてくれません。。
レディーファースト
日本ではない習慣のレディファースト、紳士的な女性への振る舞い。特に日本人男性には気をつけてほしい気を配らないといけないことです。女性でも年配の人に対しての気配りも必要になってきます。
日本では都会に行くほど、他人に対して冷たい態度な雰囲気ですよね。ニューヨークでは困っている人がいればすぐに誰かが手を差し伸べてくれる街です。
NYには子供と女性に優しい暗黙の素敵なルールもあって、地下鉄でベビーカーや妊婦さんなどにはみんな手伝うとか、優先席はないけど、高齢者や子供などには席を譲るなど。
経験談(女性):重たいスーツケースを地下鉄の階段を上り下りする時(そう、ニューヨークの地下鉄は基本階段のみです)、男性の方に助けてもらった覚えがあります。本当にありがたかった。
ではレディーファーストを具体的な例でご紹介します。
- 女性の通る順番が後でも、気づいてドアを開けて先に通してあげる。
ちなみに性別関係なく、次の人がドアに手をかけるまで開けて止めておくのもニューヨークスタイルです - 地下鉄の改札など、女性と鉢合わせしたなら、先に譲る
“After you”と声がけすると分かりやすいですね - レジに並ぶ時、鉢合わせ、先に譲る
とりあえず、鉢合わせしたら先に譲るってことでしょうかね。
がめついアジア人の印象ではなく、余裕のあるアジア人に見られるのもステータスです。
ただし、いろんな人が住んでいる騒々しいニューヨークでは、全員がこれをしているわけではありません。あくまでも参考マナーとして捉えていただければ幸いです。
ちなみに、デートでのレディファースト&ジェントルマンな振る舞いは、
初めに身だしなみを褒める。車のドアは開けてあげる。道では女性を車道の反対側に誘導。ヒールで歩いているなら腕を貸す。レストランに入る時はドアを開けてあげ、女性が先に入る。席では女性が座るまで待つ。ワインなどは男性が注ぐ。上着は着るのを手伝う。などキリがないですね。。笑
あいさつをする
日本では、忘れがちな挨拶。観光客がニューヨークで一番に挨拶の機会にあたるのが、買い物の時です。
基本スマイル&軽い挨拶を心がけて、フレンドリーなニューヨークの対人関係を体験してみるのはどうでしょうか。
ニューヨーカーの”定番”な挨拶の機会は、
レジやお店の店員にはまず「Hi. How are you?」など「ご機嫌いかがですか?」と訪ねられます。「I’m good. Thank you.」などと返し、最後に「Have a nice day.」と言われたら「You too.」と返します。
レストランでも入店した時や注文をとる時など、気軽に挨拶をしてくれます。この挨拶の返しの時に、そのまま質問をしたりとスムーズに会話が弾みます。
挨拶をするだけでも街の人の温かみを感じれますし、あるのとないのとでは、ニューヨーク旅行やニューヨークという街の印象がだいぶ違うような気がします。
ジロジロ見ない
日本ではまだまだ馴染みのない、日本人以外の人種。
白人、黒人、ヒスパニック系、インド人、ユダヤ人、アジア人などなどニューヨークでは様々な人種が共存しています。
気になっても、ジロジロ見る事はNGです。
アメリカでは、とっても失礼な行動のひとつです。
ましてや他人を被写体に写真を取るなんて、カメラを壊されても文句言えないかもしれません。
元から機嫌の悪い人をジロジロ見てしまっていたら、喧嘩越しでくる確率大です。
本気でやめましょう。
音を立てて食べない
日本では、お茶を飲む時やラーメンなどの麺類を食べる時などに立てる音に対して何も問題なく、麺を啜る音をいい音とさえ言いますよね。
文化の違うアメリカでは、とても耳障りな音になり、とてもマナーの悪い行為です。
食べる時に口から音を出さないように気をつけてください。
ニューヨークに行ってまでラーメンを食べる人は少ないと思いますが、もし長期で日本食が恋しくなったら、ニューヨークにはラーメン屋がたっくさんあるんですよ!アメリカナイズされたラーメンを楽しむのもGOODです!音に気をつけて!
日本とは文化の違うアメリカ。貴重品の取り扱い方法に関しても注意が必要です。
落とした財布が返ってくるのも変ではない日本は、悪い意味平和ぼけしてしまっていて、疑う姿勢が乏しくなってしまっている傾向ですよね。アメリカでは、落とした財布は戻ってこないし、財布を取りやすいところに置いてたら、取られてしまう。そんなことが常識です。
被害の経験談(女性):家から道に出た瞬間に、ふいにiPhoneを手から引ったくられ走り逃げさられた。
もちろん良い人もニューヨークにいますよ!
良い経験談(女性):財布を公園で落として、とても落ち込んでいたのですが、フェイズブックで名前を探してくれ、公園を管理するところに預けたと連絡をしてくれた人がいました。そして、管理会社も財布を郵送してくれました。
先ほども上げましたが。荷物は必ず身につけておく事が最悪の事態を避ける秘訣です。
荷物が取られても、警察はポリスレポートを書いてくれるくらいで、犯人を探してはくれません。自己責任で気をつけましょう。。
気をつけることは
- カフェなどのセルフサービスのお店で
- 席に荷物を置いて、トイレに行くなど、席を立たない。
- テーブルの上に携帯やカメラを置かない。
- いすの後ろにかばんをかけたりしない。
- 誰かが話しかけてきたら、荷物に気を配る。
- 道端で
- 長財布をうしろのポケットに入れない。
- 観光マップを広げて、立ち止まらない(スキがありそうな観光客とターゲットにされるかもしれません)
- 地下鉄で
- 電車内で寝ない(ニューヨークで寝ている人を見かけるのは取られるものもないホームレスくらいです)
- 携帯を使う時は注意する(電車が閉まる前の一瞬の間に取られて逃げられてしまうという話が有名です)
経験談(女性):郵便局で小包を送ろうと出荷ラベルに住所などを記入していたら、横に置いていたはずの小包を知らぬ間に盗られてしまった。
ニューヨーク観光をする上で、必ず注意喚起のあるタクシー。
イエロータクシー、グリーンタクシー、白タクシー、黒タクシー。。ニューヨークにはいろんな色のタクシーがいます。
基本的には、イエローとグリーンは、メーター制の料金で、日本と同じように距離や時間で運賃が決まります。
ちなみに空港まではどこからでも定額料金です。
それ以外の白や黒のタクシーは、交渉制で、どこどこまではいくらかを初めに決めて乗車するのが一般的です。
気をつけないといけないことは、
ぼったくられる可能性があることです。
白や黒のタクシーは観光客は使わないべきです。料金を決めても、一人分の金額だとか後で言われたりと問題になる可能性が大だからです。
また、イエローやグリーンでもたまにですが、支払い時にメーターが壊れてたからこの金額でと言われぼったくられることもあります。(経験者は語る…)メーターが壊れてたら、乗る前に料金を決めないといけないので、この場合も言い返すことはできます。
こうなるとどのタクシーも怪しくなりますが、イエローやグリーンは基本大丈夫なので、そちらを使うようにするべきでしょう。
やはり観光客は狙われてしまうのが悲しいところですが、一人一人が気をつけていれば、防げる犯罪もありますので、ここでは直接お金につながる被害例を上げていきますね!
街の電気屋さんや小売店
小さな個人店で、特に明らか観光客向けのお店。物自体も高いのですが、しかたなく購入した時に使ったクレジットカードでの被害です。
「2000円だよ」とフレンドリーに日本語で説明されて、問題なく買い物をした数日後。クレジットカードには2000ドルの請求がきていました。およそ日本円で22万円です。。
ブランド名のあるお店でのみクレジットカードを使うことをお勧めします。
街で出会うCD売りさん
街を歩いていたら、道端で行く人行く人にCDを売っている人に出会いました。とっても愉快な感じの人でフレンドリーに手渡そうとしてきたので、とっさに手が出てしまいCDを掴んだ瞬間。お金を請求されました。
こういう場合は「No thank you」と行って立ち止まらず、相手をしないべきです。
地下鉄の駅構内にいたミュージシャン
電車を待っているとき、華麗な音楽が流れてきて、ニューヨークパワーもあってとても惹かれました。近づいてみると、自作CDも売っている人みたいで、前にはCDも置かれていました。一期一会と思い、記念にCDを購入。帰国して聴いてみると、CDの中は空っぽでした。
こればっかりは、一期一会ですね。。
道端でぶつかった人と
ニューヨークは繁華街ならどこでも道は混んでいるといっても過言ではなく、その日も人が飛び交う道を歩いていたら、ある男性に肩がぶつかってしまいました。その人は落ちたメガネが壊れたといきなり怒り出して弁償代を請求されました。
こうなってしまうと厄介ですが、必ず謝らずに、ポリスに行きましょうと言ってみましょう。
地図を見て、止まっていたら
ある日本人男性が道を迷ってしまい、道端で地図を見ていました。そうしたら優しいおじさんが声をかけてくれ、道案内をしてくれることに。とてもフレンドリーで片言の英語でも会話が弾みました。ランチタイムだったこともあり、一緒にご飯をしようよと誘われました。一人旅だったので、ぜひと一緒にご飯をしたら、会計はすべて自分持ちでした。
対人不信になりそうですね。友達になれそうと思ってもお茶までがベストかも?
これまでにも上げてきた例を見ると、もちろんですが、相手は他人で、容赦なく攻撃されてしまいます。
一番に上げる理由は、英語ができないと思われている。そして、日本人はいつも穏便に済ませたくて、丸腰なので、狙いやすいといったところでしょうか。。
言えることは、とにかく知らない人を信用しないこと。知っている人にも、疑うこと。貴重品や盗られたら困るものは、肌身離さず気を配ること。です。
こう聞くと敵ばかりでニューヨーク観光が嫌になってしまいそうですが、良い人ももちろん沢山います。もしものことを考えて、上記のことを気をつけつつ現地の人と交流することをおすすめします。