NYFW会場に入る為の10個の方法(難易度順)
ニューヨークファッションウィークが連日、連夜、超超超盛り上がっていますよー!どうしてこんなにお洒落なんだろうっていうニューヨーカーや、どうしてそうなった?っていう服を着た(笑)人達など、沢山リンカーンセンターに出現しております。さて、今回はプレ子編集部にとっても多く寄せられる質問の一つで「どうやったらニューヨークファッションウィークに行けますか?」という質問に答える為に、今日はそのファッションウィークに行ける(つまりリンカーンセンターに入れる、会場に入ってランウェイが見れる!)為の10個の方法をプレ子が編み出しました!
これで来年のファッションウィークに行けるのは間違い無い!難易度順になっておりますが、あくまでもプレ子の主観です!
2014年9月7日 VIVIENNE TAM fashion showより
ファッションウィークという名前の通り、ファッション(ショー)週間、ファッションショーをやる為の数日間、つまり、各ブランド達がモデルに新作の服を着せて、お披露目会をやる為のファッションショーを大規模に沢山のブランドをまとめて一気に行う、凄く大規模なファッションの大きなお祭り。それがファッションウィークと言ってしまっていいかと思います。パリ、ロンドン、ミラノ等の世界のお洒落中心都市である各地の重要な街で開催されるのですが、ニューヨークファッションウィークは、ヨーロッパで行われるファッションウィークと違い、アメリカの土地柄とヨーロッパからの影響も受けながら、独自の文化の発展を遂げたニューヨークらしさのあるとても独特なファッションウィークと言われています。また、会場に入るためには何らかの「ファッション、ブランド」と関わりあいがあり「招待状」を持っていないと会場に入る事は絶対にできません。つまり誰もが会場に入れるわけではないのです。ましてや超有名ハイエンドブランドになると、より一層そのハードルは高くなります。もちろん会場の外まで見に来ることは誰にでも可能ですよ!でも会場には入る事が絶対にできません。会場の中で何が行われているかを確認する為には、「招待状」をゲットするしか方法はありません。
以前はセックスアンドザシティの結婚式のシーンでも使われたニューヨーク図書館の裏にあるブライアントパークで開催されていましたが、リンカーンセンターへ本会場は移りました。またリンカーンセンターだけでなく、ニューヨークシティのあらゆる場所で独自にファッションショーを行うブランドも最近は多くなってきています。
ファッションデザイナーやスタイリスト、モデルになりたい人達にとっては、やはりこのファッションショーでのランウェイに憧れますよね!何はともあれ、どうやったらこのリンカーンセンターの中で行われているランウェイが見れるのか、プレ子なりに考えてみました。実は結構たくさん方法があることがわかったんです♩
給料なんていりません!!ボランティアという形でもいいので、リンカーンセンターに入りたいです。一度だけでもリンカーンセンターの中を体験してみたいです!仕事はちゃんとします!!
なーんて、そんな方法があるのかなあと思ったら、意外にあるんです。
質問:どうやったらボランティアスタッフになれる?
答え:公式サイトよりE-MAILで応募可能(みたい)です。
実はファッションウィークのスタッフとして働くためのボランティアをウェブサイトにて募集しているようです。
メルセデスファッションウィーク公式ウェブサイト(ボランティア募集ページ):http://mbfashionweek.com/volunteer
このページには、E-mailにてメールを送ってボランティアに応募できると書かれておりますが、募集要項等は一切かかれておりません。容姿なのか、知識なのか、技量なのか、何をもって採用されるのかはわかりませんが、これであれば、なんとかリンカーンセンターに入って、あわよくば、ファッションショーを見る事もできるかもしれませんね。ボランティアなのでもちろん給料は無しと考えましょう!でも良い経験ができることは間違いないですね。
返事が返ってくる保証はありません。。。
必要なもの:
E-mailアドレスと、ひとかけらの勇気のみ。
日本ではあまり馴染みの無い「インターンシップ」という仕組み。ニューヨークのファッション業界ではほぼ常識です。有名ブランドで働く為には、アメリカ人の学生達はその経験を得る為にインターンとして働かせてもらい、経験をどんどん積んで、本命の会社に就職をしていきます。 また、そのインターンがきっかけでその会社に就職することもしばしば。なおファッション業界のインターンは他の業界に比べて非常に倍率が高く、またニューヨークでのファッション業界のインターンは過酷な戦いも待ち受けている場合もあります。でも、そんな過酷なインターン経験も含めて、そのブランド、ファッションデザイナー、ヘアメイクアーティスト、スタイリスト等のスペシャリストに付いてショーの中でお手伝いができるのはとっても貴重です!その経験はインターンという言葉だけでは語れない、とても有意義な経験になることでしょう。
どうやったら有名アーティストのインターンになれる?
答え:そのアーティストによると思いますが、有名な人になればなるほどその倍率は極端にあがります。まずはもちろん応募してみること!そこからは経験、知識、技量、運等の要素が必要になってきますね
必要なもの:
まず、根性。そして勢い。人によっては経験、知識、技量、運等のあらゆる要素。
ここから段々難しくなってきます。ファッションウィークには沢山の有名アパレル企業のPR、広報部門の方々、そして企画運営等のスタッフの方々等、たくさんのアパレルブランドの中のスタッフさんが活躍して、成り立つのがこのファッションウィークだとも言えます。そして、そのブランドのPR担当の方が結構招待状枠をお持ちだったりします。その方々にお願いして、自分を招待してもらうというのがこの方法です。
どうやったらブランドのPR担当の方から招待状がもらえる?
答え:そのブランドさんによると思いますが、自分がお世話になっていたり、お世話をしていたりすると、その招待状はお願いすれば出してくれるかもしれません。やはりその為にはどんな形でもファッション業界に身をおいておくほうがチャンスは近くなるでしょう。
必要なもの:
地道なファッション業界での下積みと経験、そしてブランドの人とは礼儀正しく、仲良く。
ここから難易度が劇的に上がってきます。実はアメリカではファッションブロガーの地位がもの凄く高いんです。インフルエンサーと言って、世の中の人達に影響を与えることができる人達の中にブロガーは非常に多く取り上げられます。日本のブロガーというと、いくつか名前があがってきそうな気がしますが、なんとなく胡散臭い感じがする方も多いはず。おそらく日本とは比べ物にならない程にアメリカではブロガーの地位が確立されています。また、ファッションブロガーの場合はその人達がプロダクトを推薦するかどうかで、売り上げも変わってきたりするなど、ブランドとしても無視できない存在です。また、実際ファッションウィークには沢山のブロガーの方々が招待されています。
どうやったらファッションブロガーになれる?
答え:ファッションに関するブログを書き続けること、もちろん英語です!そして、地道に続けていくことで、ブロガーの人達は今の地位を確立させています。ブロガーの人達から良く話しがでるのは、うまくなってから始めようとか、準備ができたら始めようとかではなく、今始めることだと言います。うまくなるのを待っていたり、準備を始めるのを待っているといつまでたっても始まらないんですね。ブロガー達からはよくその重要性を語ることが多いです。
必要なもの:
ブログ用のドメイン、英語力、ファッション好き好き力、飛び抜けた社交性
参考までに、ニューヨークを代表する20人のファッションブロガー達:
http://fashionista.com/2014/02/20-bloggers-to-watch-at-new-york-fashion-week-fall-2014#1
ここから難易度が劇的に上がってきます。そしてここから人生をファッションに捧げる必要が出てきたみたいです。ファッションに命をかけないとだめっぽいです。有名ブランドの社員になれば、それはもちろん社員仲間であるPRの人から招待状を出してもらうのは容易でしょう。ただし、その際に自分がファッションウィークに行ってもいいポジションかどうかも重要になってきます。まさかTOMMY HILFIGERに就職しても経理担当ではなかなかそろばんを持っていくわけにはいきませんし、DKNYの運送担当では、バックステージに洋服は運べてもランウェイは見れないかもしれません。なるべく、PR方面への異動を最初から希望を出しておく必要があるでしょう。
どうやったら有名ブランド企業の社員になれる?
答え:アメリカでファッション系の有名企業に入るためには、それなりのファッション系の学科を卒業していないと就職はかなり難しいことが多いです。高校卒業時に予めファッション系の大学、専門の学科へ入ることが必要となります。
必要なもの:
意外に先を見た人生設計、そしてファッションの世界で生きて行く覚悟。
ニューヨークでヘアメイクアーティストになるってかなり大変なことだと思います。でも、日本人でニューヨークでヘアメイクの世界で活躍している人は意外に沢山いらっしゃいます。皆さんはそれはもう大変な道のりだったと思いますが、そんな先輩達を見習って、ヘアメイクの世界で活躍したい方はニューヨークという舞台で、そして、ニューヨークファッションウィークという檜舞台を目指してがんばってみてはいかがでしょうか。自分が作ったヘア、メイク、その作品が世界の最先端で評価されるというのはまさにアーティストの最高の喜びかもしれません。
どうやったら有名ヘアメイクアーティストになれる?
答え:意外に日本で下積みをして、ニューヨークで勝負をかけに来る人も多いです。日本でも地道にがんばってもチャンスはある?
必要なもの:
技術、技術、技術、そして根性。
このあたりから最早ドラマの世界になってきますね。ニューヨークのファッションスタイリストと言えば、「セックスアンドザシティ」や「プラダを着た悪魔」等でも有名なパトリシア・フィールドさんを誰もが思い浮かべがちですが、そこまでにならなくたって、ニューヨークでがんばってるファッションスタイリストさんには招待状が沢山送られてくると思います。
どうやったら有名スタイリストになれる?
答え:まずはやっぱり有名スタイリストのインターンになるところからだと思います。しかしその道は上記の道よりももっと過酷なものでしょう。
必要なもの:
センス、根性、運、そしてコネクションを紡ぎだし繋げて行く為の日々の努力
もうだんだん、ファッションウィークなんて単なる日常の一コマと思えてどうでもいいような気がしてしまうくらい、ファッションの世界にのめりこまなければいけなくなってきました。有名カメラマンになれば、それはもちろんファッションウィークくらいいつでも行けます。というか、毎日撮影でうんざりするくらい行かなければいけなくなるでしょう。ただ、実際そのファッションウィークのカメラマン席を見ると、かなり狭いです。最初の陣取り合戦もかなり壮絶なんだろうと予想されます。
どうやったらニューヨークで有名ファッションカメラマンになれる?
答え:まずはNYUの写真家を卒業(NYUのアート系で最も難易度が高い)して、有名カメラマンのインターンをして、そこから独立、もしくは学生時代から独立する方もいるほどの実力とコネの世界を勝ち抜ける胆力があると良いでしょう
必要なもの:
潤沢な財力、努力する能力と、センス、技術とコネクションを作る力、そしてモデルさん達をのせられる、いい表情を引き出す話術。
2014年9月7日 VIVIENNE TAM fashion showより。写真はデザイナーのVivienne Tamさん
ここから普通に無理な世界になってきました。有名ファッションデザイナーになれば、ファッションショーに出席するどころか有名ファッションデザイナーであれば、もちろん出展することだって可能です。予想にすぎませんが、あのファッションショーには途方もない費用がかかることでしょうから、その費用に絶えうる財力を出すパトロンか、ブランドの会社としての資金力が必要です。そしてもちろんのこと毎年、毎シーズン新作を作り続ける絶え間ないアイデアとセンス、そしてここまでくるには最早普通の人が持っていない何かを持っていないと到達できないでしょう。
どうやったら有名ファッションデザイナーになれる?
答え:まずはFITかPERSONS等のニューヨークの有名ファッション系大学を卒業、卒業展にて高い評価を受けて、速攻デビューか有名ブランドで下積みをして、デザイナーデビューなどが考えられます
必要なもの:
潤沢な財力、努力する能力と、センス、技術とコネクションを作る力、そして時代の流行を作り出す力
最後はやけくそです。有名モデルかセレブになれば、それはもちろんファッションウィークなんて簡単に来れることでしょう。もしなれるものなら、有名モデルかセレブになって、一番前の席に座ってショーを見てみたいものです。
どうやったら有名モデルかセレブになれる?
答え:たぶんなれないと思います。
必要なもの:
残念ながら、わかりません!
ちなみに今回取材した中でuzo adubaさんが来場されてました。今最もアメリカで話題の「Orange Is the New Black」の中でCrazy Eyesでおなじみのとってもストイックな役柄を演じられている女優さんです。エミー賞も受賞して今最も輝く女優さんと言えるでしょう。沢山の報道陣に囲まれてやっと一枚だけ撮影できました。ここまでのセレブになれたらいいですね!
UZO ADUBAさんってこんな方
http://live.huffingtonpost.com/r/segment/actress-uzo-aduba-live/5231fa4c78c90a11ed00047c
また、会場内では報道陣が凄くて撮影できませんでしたが、中国の有名女優さんのMao Xiao Tongさんも会場の外でお見かけしましたが、快く撮影させて頂きました。とってもいい人ですね!
その他にも沢山のセレブの方々が来場されてました。
参考になりましたでしょうか。まだまだニューヨークファッションウィークは続いております。
会場前で撮影することはできますので、もし、ニューヨークにいらっしゃったら、リンカーンセンターへ行って、沢山のファッショニスタ達を見るのも楽しいですよ!