メトロポリタン美術館の完全ガイド!見どころ、料金、行き方
こんにちは、プレ子です。
ニューヨーク旅行の醍醐味、それは世界中から集まる素晴らしい物に触れる事。これに尽きると言っても過言ではありませんよね!
ニューヨークの食、アート、ファッション、音楽、自然、歴史など楽しいことが盛りだくさん!
また観光スポットといえば自由の女神やエンパイアステートビル、トップオブザロック、セントラルパークなどが有名ですよね。
観光スポットだけでなく、ニューヨークは美術館が多いことでも有名です。その中で外せないのが、セントラルパークにある世界最大級の美術館「メトロポリタン美術館」ではないでしょうか。
「The Met」(ザ・メット)の愛称でニューヨーカーにも愛されるメトロポリタン美術館の全貌を基本情報から美術品ホールの解説までご紹介していきます。
公式ウェブサイト:http://www.metmuseum.org
2019年の秋の展覧会情報は「メトロポリタン美術館の2019秋の見どころ」から。周辺のオススメ情報も満載です!
正式名称The Metropolitan Museum of Art愛称The Met来館者数約653万人 (2015年)開館年1870年所在地1000 5th Avenue at 82nd Street, New York公式ウェブサイトhttp://www.metmuseum.org
世界最大級の規模を誇るメトロポリタン美術館(通称 The Met)は、非常にバラエティに富んだ質の高いコレクションと膨大な数300万点以上の所蔵品が特長です。
世界でも稀に見る、まさに百科事典的な美術館と言えるのはないでしょうか。
1870年、一般市民が優れた美術品に触れる事が出来るようにという目的のもとにたった28人の民間人のグループによって創立、最初の建物がセントラルパークの敷地内に建てられたのが1880年のことでした。
特筆すべき点は、この美術館は政府や王宮によって作られたのではなく、芸術を共有しようという強い意志を持った寄贈者による個人的に収集されたコレクションであり、それは創立以来変わらないことが驚きです。
ニューヨークでも人気の高い観光スポットで、常に世界中から多くの人々がここを訪れています。
日本国内ではまず見られないほどの想像を絶する広さなので、例え丸一日かけたとしても館内全てを見て廻る事はほぼ不可能という人もいます。メトロポリタン美術館を訪れるなら是非、前もって見学プランを立てて効率良く見学することをおすすめします。
開館時間
日~木曜日:10時~17時30分
金・土曜日:10時~21時
*閉館時間の15分前が退館時間になっています。
休館日:感謝祭(11月第4木曜日)・12月25日・1月1日・5月第1月曜日
入館の流れ
- 美術館の正面玄関を入って簡単なセキュリティーチェックで手荷物検査を受けます。
※必ず手荷物の注意事項については「メトロポリタン美術館での注意事項」からご確認ください。 - 大ホールに入ると、中央にインフォメーションデスクがあります。こちらで日本語の館内の案内パンフレットがもらえます。日本語スタッフも駐在している場合もあり、日本語ガイドツアーなどを問い合わせることもおすすめします。
館内図では、ギャラリーごとに番号がふられています。お目当ての作品がある場合はギャラリー番号を問い合わせるか、または地図にある番号を探してみて下さい。 - 荷物やコートを預ける「コートチェック(Coat Check)」では、リュックサックやコートなどを預けます。(下記コートチェックについて参照)帰りのコートチェックでは、受け取る時にチップを渡すことをお忘れなく。
- 次にチケットです。大ホールの両サイドにチケット窓口があります。
当日券の方は支払いをし、入館シールをもらい入館します。シティパスの方は、パスを提示しましょう。 - シールは服の見えるところに付けて、いざ入館します。
メトロポリタン美術館は、セントラルパークの東側、5番街に面して位置しています。
正面玄関は、82丁目付近です。とても大きい美術館の建物自体は80丁目から84丁目まであります。
さて、美術館までの行き方を4つの選択肢でご紹介しますね!
1、地下鉄で行く(一般的)
地下鉄の最寄駅は、4,5,6,N,Q番線の「86th street」です。
最寄駅からは、徒歩10分ほどで美術館につくことができます。
ちなみに4、5、6番線の駅の方が数ブロック近いので選べる時は456で行きましょう。
▼ニューヨーク観光に欠かせない地下鉄マップアプリをご紹介する記事
ニューヨーク地下鉄MTAはアプリで乗り回そう!
2、バスで行く(チャレンジャー系)
地下鉄で行くのが一般的ですが、市バスでも行くことができます。
同じメトロカードが使え、乗り放題のメトロカードを持っていたらバスも乗り放題ですよ!
使えるバスの番号は、M1,M2,M3,M4。ダウンタウンからなら「マディソン・アベニュー」、アップタウンからなら「五番街」の停留所になります。
ただし、日本のように停留所の案内がないことが基本なので、気を付けてください!
降りる時は、社内に張り巡らされている黄色のコードを引っ張ってくださいね。
3、タクシーで行く(リッチ系)
タクシーで行く場合は、「メトロポリタン・ミュージアム」と伝えれば誰でもわかってくれます。
かならず黄色のTAXIか、緑色のTAXIを利用してください。
未だに通称:白キャブの被害に合われる方がいますので、お気をつけください。
白キャブは、車内にメーター機がなく 料金は交渉制のタクシーです。誤魔化しがきくので、観光客はぼったくりに合う可能性があります。
4、徒歩で行く(アクティブ系)
出発地点にもよりますが、街並みの観光がてらに徒歩で美術館まで向かうのも悪くありません。
ただ、ミッドタウンから向かうとかなりの距離はあります。
たとえばタイムズスクエアからだとすると、、40分ちょっと。セントラルパークを通りつつ、美術館まで行けます。
1ブロック徒歩1分と考えると、地下鉄で数駅のところまでだったら、徒歩の方が早い場合もあるので、ニューヨーカーは歩く場合も多いんですよ!
住所
1000 Fifth Avenue at 82nd Street
無料のガイドツアー
通常のガイドツアーは、10:15から16:00の間に15分間隔で、ツアーがスタートします。
ツアーの所要時間は1時間。
大ホール「The Great Hall」が出発地点です。
詳細はインフォメーションデスクでお尋ねください。デスクでは当日行われる無料ガイドツアーの情報以外にも特別展示の情報なども得られます。
毎日ではないのですが、日本語での無料ガイドツアーも行われています。
日時などの詳細はメトロポリタン美術館の公式ウェブサイト からチェックしてみて下さい。
美術館でのガイドツアーは無料で参加できます。ガイドさんは経験豊富なボランティアの方々です。
音声ガイド機・ガイドアプリ
3000以上もの音声やビデオで展示されている美術品を説明してくれるサービスです。
1時間もあるツアーより自分のペースで見て周りたい人向けです。
現地で貸し出しをしているガイド機や無料のアプリで音声ガイドを聴くことができます。
音声ガイド機の貸し出し
日本語で美術品を説明してくれる音声ガイド機は、1階The Great Hallまたは館内の各Metストアで貸し出しています。
貸し出し料金
一般:7ドル
12歳以下:5ドル
*金曜土曜の午後5時以降:5ドル
館内ガイドアプリ(無料)
館内ガイドの無料アプリも提供されています。現在はスマートフォン用のみで、タブレットには対応していません。
アプリは事前のダウンロードをおすすめします。館内ではFree Wi-Fiの使用が可能ですが、ログイン設定などが必要になってきます。詳細は下記のメトロポリタン美術館のFree Wi-Fi情報
※イヤホンを忘れないようにご持参くださいね。
App Store
Google play
ガイドブック
メトロポリタン美術館のガイドブックが欲しいという方にはこちらの2冊をおすすめします。
日本語で詳しく解説をしてくれます。美術館内のMetストアで販売されていますので、当日にも購入ができます。
- 「メトロポリタン美術館ガイドブック」(Guide)
$24.95(eBook $9.99)
所蔵品について書かれており日本語翻訳版がMetストアやオンラインで購入出来ます。
膨大な数の所蔵品の中から選定された作品についての解説があり、どれから見ていいか分からない人にはおすすめです。
書籍はボリュームがあり重さもあるので、身軽を好む方はeBookでの購入も可能です。
Metストア公式ウェブサイト「メトロポリタン美術館ガイドブック」 - 「館長の推奨ツアー」(Director’s Tour: A Walking Guide)
$9.95
持ち歩きやすくコンパクトにまとめてあります。来館者に人気の高い展示物など、時間的に効率の良い見学コースが日本語で書かれています。
Metストア公式ウェブサイト「館長の推奨ツアー」
メトロポリタン美術館のチケットを購入する方法をご紹介します。
1つのチケットで別の美術館にも入館ができます。同じ日限定となりますが、「メット・ブロイヤー」と「クロイスターズ」にも入ることができます。
館内のエキシビションは、チケット代に含まれているので無料です。
メトロポリタン美術館の入場料は美術館への寄付として支払います。
メトロポリタン美術館の入館料金
大 人:25ドル
シニア:17ドル(65歳以上)
学 生:12ドル(顔つきIDが必要)
*12歳未満のお子様や会員は無料
シティパスでの入館
シティパスを使って、メトロポリタン美術館にも入館できます。
「シティパス」は132ドルで購入できますが、このパスひとつで美術館の他にも自由の女神やエンパイアステートビル、トップオブザロックの展望台など合計6つのスポットに入場できます。
観光したいスポットが当てはまっていればとってもお得なチケットになりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
▼プレ子が詳しくシティパスについて説明しました!
CITY PASS (シティパス) の詳細&購入方法
シティパスについて
主要観光名所のチケットが一緒になって販売されているのが、「ニューヨークシティパス 」です。
現地の観光名所でも各チケットの購入は出来ますが、プレ子のおすすめは断然シティパス!一緒にチケットをまとめて購入することで、割引がきいて、83ドルもお得になるんです。
日本にいる間にウェブサイトから事前に購入ができ、ニューヨークに来てから慌てる必要がなくなりますよ!
このニューヨークシティパスがあれば、現地ではチケット購入のため当日、列に並ぶ必要もなくなります。またお得にニューヨークの人気観光スポットを楽しむことが出来るのも特徴です。
当日券のチケットを買う場合は、直接メトロポリタン美術館窓口にて、チケットを購入する必要があります。
英語がとても苦手な方や当日心配な方には下記で説明するシティパスなどの事前にオンラインで購入ができるチケットをおすすめします。
それでは、当日券の購入方法をご紹介します。
- チケット窓口は、美術館を入ったThe Great Hallの両端、奥の3箇所にあります。そちらへ並び、当日チケットを購入します。
クレジットカードオンリーと表記してあるところは、カードのみの支払いです。
- チケットを購入したら、入館シールがもらえます。
館内ではシールがチケットの代わりになりますので、服の見えるところにつけて入館します。
お得に観光できるチケットブック「シティパス」は事前にオンラインで購入ができます。
当日、美術館の窓口ではシティパス専用の窓口があります。パスを提示すると、チケット(シール)がもらえます。
シティパスだととてもスムーズに観光をすることができます。
▼シティパスについて詳しくご紹介しました
CITY PASS (シティパス) の詳細&購入方法
メトロポリタン美術館のチケットは事前に公式ウェブサイトで購入ができます。
チケット購入後、1年間の利用期限になります。
下記、オンラインでの購入方法をご案内します。
- チケットの種類、人数を選び、合計金額を確認して「Continue」をクリック
- 音声ガイド機の貸し出しを希望される方は人数を選択し、「Continue」をクリック
- オーダーの確認。支払い情報、請求先情報を入力します。「Purchase」で購入します
(オンラインでのお支払いはカードのみです。日本のカードも使用できるようです。)
- すべての内容を確認して、オーダーを確定してください。オーダー確定後に送られてくるメールも確認をお忘れなく!メールはプリントアウトし当日持参してください。
メトロポリタン美術館は、とてつもなく広く、とてつもない数の美術品が展示されています。
すべてを見るには2日以上かかるとされるので、事前にしっかりプランを立てておくのが一番です。
全部ではないですが、参考までに見学ルートやエリアの紹介をしますので、興味のあるエリアなど確認してくださいね!
下記では、最短で館内を把握する為の情報や主要作品などについて幾つかご紹介したいと思います。
(見学ルートの例)
見学ルート1:ヨーロッパ絵画~19、20世紀前半ヨーロッパ絵画~近現代美術
見学ルート2:エジプト美術~アメリカ美術(チャールズ・エンゲルハード・コート)~武器・鎧
見学ルート3:中世芸術~ヨーロッパ彫刻(キャロル&ミルトン・ピートリー・ヨーロッパ彫刻コート)~近現代美術
見学ルート4:アジア美術~古代中近東美術~イスラム美術~19、20世紀半ヨーロッパ絵画・彫刻
- ヨーロッパ絵画 フェルメール ゴッホ
- 近現代美術
- エジプト美術
- アメリカ美術
- 武器・鎧コレクション
- 中世芸術
- ヨーロッパ彫刻
- アジア美術
- 古代中近東美術
- イスラム美術
- 〜番外編〜 筆者からのお勧め美術品
メトロポリタン美術館を全て回ろうとすると1日はかかります。
見たい作品がない方(まだない方)は事前にマップで興味のありそうなエリアを確認して見てくださいね!
ヨーロッパ絵画がお目当ての方は、入って真正面の入り口から入場して階段を上がりましょう。正面に見える大きな絵画がある所を入っていくと、そこからがヨーロッパ絵画のお部屋になります。
Gallery 611
エル・グレコ (El Greco)
View of Toledo (1598-99)
日本でも人気の高い、スペイン三大画家の一人と言われるギリシア人の画家。
引き伸ばされた人体比率で描かれる人物、画家の個性を投影する独創的な展開、抽象的で洗練された表現で知られるマニエリスムという様式の最後の巨匠と言われる。
「View of Toledo」はエル・グレコの風景画の最高傑作と言われる作品。Gallery 611では幾つか彼の作品を見る事が出来るが、ロバート・リーマン・コレクションにも彼の作品が展示されているのでグレコファンの方はGallery 958へ足を運んでみて欲しい。
Gallery 632
日本でも絶大な人気を誇るフェルメールは、レンブラントと並ぶオランダ黄金時代を代表する画家である。寡作で知られているフェルメールの作品が、ニューヨークでは現在8点を所蔵している。そのうちの5点はThe Metに、他の3点はフリックコレクションにて所蔵。
ただしThe Metにある作品は貸し出している場合もあるのでご注意を。(現在3点のみ展示「Young Woman with a Water Pitcher」「A Maid Asleep」「Study of A Young Woman」)
*このフリックコレクションは1935年にオープンしたヘンリーフリックさんがヨーロッパを中心に集めた沢山の絵画を貯蔵するNYでは由緒正しい美術館です。小さい美術館なのでMETほどの時間もかけずに回ることができます。プレ子もおすすめです!
The Frick Collection
住所:1 East 70th Street (between Madison and Fifth Avenues)
リンク:http://www.frick.org/search/google/Johannes%20vermeer
Gallery 621
カラヴァッジョ (Michelangelo Merisi da Caravaggio)
The Denial of Saint Peter (1610)
The Musicians (1595)
イタリアバロック絵画の巨匠カラヴァッジョは、西洋美術史上最も偉大な芸術家のひとりと言われ、レンブラントやフェルメールといったバロックの巨匠たちにも多大な影響を与えた。宗教画に写実とコントラストの強烈な明暗法を導入し、ドラマティックな場面を明暗によって劇的に表現、臨場感溢れる見事な作品である。
Gallery 957
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル (Jean-Auguste Dominique Ingres)
Princess de Broglie (1851-53)
19世紀フランス新古典主義最後の巨匠。アングル自身が描くことを余り好まなかった肖像画でしたが、当時の権力者や貴族らの肖像画を多く残していて、その中でも最高傑作とされている一枚。ドレスの素材の質感や襞をまるで写真のような緻密さで見事に表現している。
Gallery 912
パウル・クレー (Paul Klee)
Astrological Fantasy Portrait (1924)
日本でも人気の高い、スイス出身の抽象画家パウル・クレーは20世紀初頭にドイツで誕生し、芸術と産業の融合を目指して美術と建築に関する総合的な教育を行い世界に名を馳せ、後世にも多大な影響を与えた伝説の学校「バウハウス」で教鞭を取っていた事でも知られている。
音楽一家で育ち、自身もバイオリン奏者で音楽にも造詣が深いこともあってか、
彼の絵画にはどことなく音楽的なストラクチャーを感じさせる。
ミステリアスで神秘主義的な要素も感じられ、独特なタッチと色彩が異彩を放っている。
Gallery 921
ジャクソン・ポロック (Jackson Pollock)
Autumn Rhythm#30 (1950)
抽象表現主義のムーブメントを先導したアメリカの画家。床に大きなキャンバスを広げて、絵具缶から直接絵具を滴らせたり垂らしたりと独特な技法を生み出した。
一見無秩序に見える作品は緻密に計算し尽され、その卓越した構成のセンスは他の追従を許さない。THE METではかなり広い空間が取られており、絵の前に用意されているベンチに腰を掛けて、ゆったりとこの大きな作品を鑑賞出来る。
Gallery 918
フランシス・ベーコン (Francis Bacon)
Head I (1947-48)
20世紀後半において最も重要な画家の一人と言われているイギリス人画家フランシス・ベーコンは、第二次世界大戦後の美術界で抽象絵画が全盛になったのに対して具象絵画にこだわった。人間の内にある不安や恐怖など闇の部分を過激に表現した作品で知られている。
Gallery 829
グスタフ・クリムト (Gustav Klimt)
Mada Primavesi (1903-2000) (1912-13)
日本では馴染み深いオーストリアの画家クリムト。
クリムトと言えば金粉を使用した作品で有名ですが、この肖像画の色使いは少女の可憐さを上手く引き出しています。The Metからわずか数ブロック先にある小さなギャラリー「Neue Galerie」では、クリムトの作品の中でもNo.1,No2と言われる有名な絵画が展示されていますので、クリムトが好きな方はこちらへも足を運んでみてはいかがでしょうか。
Neue Galerie
20世紀初頭のドイツやオーストリアの美術を多く揃えたMETの途中にある5番街にある美術館です。なんと化粧品で有名なエスティローダーの息子さんのRonald S. Lauderさんがオーナーの一人でもある美術館なんだそうです。
http://www.neuegalerie.org/
住所:1048 Fifth Avenue, at 86th Street
Gallery 822
パブロ・ピカソ (Pablo Picasso)
At the Lapin Agile (1905)
言わずとも知れたスペインの巨匠。パリのボヘミアン(自由奔放な芸術家たち )を描いた代表的な作品。
Gallery 800
グスタフ・モロー (Gustave Moreau)
Oedipus and the Sphinx (1864)
フランス象徴主義の先駆的画家。聖書やギリシャ神話を題材にした幻想的な作品で知られている。この作品は2m以上はあり迫力があって見応えがあるが、この作品で有名になったと言われている。彼は大きい作品を好んで描く為、未完成の作品も多い。
Gallery 830
ヘンリ・マチス (Henri Matisse)
Nasturtiums with the Painting “Dance” I
グスタフ・モローの弟子であり、フォーヴィズム(野獣派)を切り開いたフランスの画家。
色使いが激しく大胆で、「色彩の魔術師」と謳われた。
Gallery 826
ポール・セザンヌ (Paul Cezanne)
The Card Players(1890-92)
フランス後期印象派の巨匠。モネやルノワールと共に印象派のグループで活動していたが、次第に自らのスタイルを築き上げ、後にキュビズムをはじめ20世紀の美術に多大な影響を与えた。
Gallery 825
ポール・ゴーギャン (Paul Gauguin)
La Orana Maria (1891)
フランス後期印象派の画家で、同じく印象派のゴッホと知り合い共同生活をしていたことがある。タヒチの女性を題材にした作品で知られているが、彼は宗教的な人物で、この作品はゴーギャンならではの宗教絵画と言われている。
Gallery 819,822
クロード・モネ (claude Monet)
印象派の中で最も名が知られたフランスの巨匠。「睡蓮」などの連作的作品も多い。
Gallery 824
ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)
Madame Georges Charpentier and Her Children,Georgette-Berthe and Paul-Emile-Charles(1878)
日本でも多くの人々に親しまれ、モネと共に印象派のグループで活動していたフランスの画家ルノワールは、名を馳せた画家の中でも比較的恵まれた人生を送っていたが、晩年は関節リウマチを発症。身体が不自由になりながらも精力的に作品を描き続け、多くの作品を遺した。
ルノワールは静物画よりも人物画を好み、柔らかで優しいタッチの優美な女性を描いた肖像画で知られています。
「ジョルジュ・シャンパルティエ夫人と子供たち」は、著名な出版者のシャンパルティエ氏に依頼された作品。お揃いの洋服を着た二人の子供のうち椅子に座っている髪の長い子供は実は女の子ではなく3歳の男の子で、当時の流行に従って髪を切られていなかったそうです。
家庭的で暖かな雰囲気と、当時欧州で流行っていたジャポニズムを彷彿させるインテリアが魅力のこの絵をシャンパルティエ夫人のマルグリットは大変気に入って、夫人が催すサロンの場で著名人と出会うきっかけにもなった出世作でもある。
その他、後年に古典主義を探求した後に独自の表現方法を築き上げた豊潤な裸体像の作品のひとつである「Young Girl Bathing」も展示されている。
Gallery 823
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック (Henri de Toulouse-Lautrec)
ピカソにも影響を与えた19世紀末のフランスを代表する画家。
パリの有名なクラブ「ムーラン・ルージュ」のポスターを手掛けたことでも知られている。
Gallery 825
Self-Portrait with a Straw Hat(obverse: The Potato Peeler)
不世出のまま37歳で自らの生涯を閉じたオランダの巨匠ゴッホは、生まれてすぐに亡くなった兄の命日に生まれたので同じフィンセントという名前を付けられたそうです。
転職を繰り返しているある時に、貧民街や劣悪で過酷な環境の元で働く人々を見て
ショックを受け、貧しい人々を救うために聖書を勉強し一時期は聖職者を志しますが挫折してしまいます。
伝道師になれなかったゴッホはその後、絵画を通して人々の心を救い、癒す為に画家として生きる事を決心し、ゴッホの弟であるテオによって生涯に渡り献身的に経済的、精神的なサポートを受け続けました。ゴッホは生前に多くの手紙を書いていることでも知られていますが、その殆どが弟テオに宛てたもので、ゴッホにとってテオが最もかけがえのない人物だったことが窺えます。
パリ時代にロートレックやベルナールとグループ展をした時にゴーギャンが「2本の切ったひまわり」を気にって意気投合し、一時期は同居生活を送っていたこともありました。
生前はたった一枚の絵しか売れずにモデルを雇うお金がなかった為、多くの自画像を遺していますが、The Metではその中でも有名な麦わら帽子を被った自画像を展示。
他「糸杉のある麦畑」や「2本の切ったひまわり」「アルルの女」など、見応えのある作品が幾つも所蔵されています。
Gallery 131
デンデゥール神殿 紀元前15年頃
これはかつて古代エジプトの最南部のヌビア地方を流れるナイル河畔に建てられていた神殿でした。この神殿は、宗教施設として現代のように人々が祈りの為に集まる場所ではなく、神々の住まいとして毎日儀式が行われていた場所です。
1950年代にエジプト政府がアスワン・ハイ・ダムの建設を決定した時、永久に水没してしまう運命にあった古代遺跡を救うためにアメリカが支援を行ったことから、感謝のしるしとしてエジプトはアメリカの人々にこの神殿を寄贈しました。
今日ではThe Metの目玉である所蔵品の一つとして、来館者にとても人気の高いものとなっています。
この神殿の他、ペルネブの墓やミイラ、墓に納められていた模型や装飾品など素晴らしい展示品の数々が何千年も前のものとはとても思えないほど保存状態が良い事に驚きです。
Gallery 700
チャールス・エンゲルハード・コート (The Charles Engelhard Court)
NYで最も優れた人気の高い公共スペース。
建物のような外観の扉の向こうには、豪華な家具や調度品が並べられたお部屋に繋がっています。
アメリカ美術2階のギャラリーで、こんな面白い絵画を見つけました。
これはロバート・ブルーム(Robert Blum)という画家が描いた「The Ameya」という作品です。
彼は1890~92年の間日本に滞在していたようで、当時の江戸情緒の香りが濃く残る明治時代初期の街の日常風景を描いています。
「The Ameya」は子供の興味を引く為のパフォーマンスでしょうか、外国人の彼の目にもとても珍しく面白いものだったようですね。彼は他にも花売りや絹物商、芸者、歌舞伎役者などを描いています。
古き良き時代の日本の風景は私達日本人の目にも新鮮で、温かい気持ちにさせられる素敵な絵画ですね。
武器・甲冑のお部屋は、チャールズ・エンゲルハード・コートに隣接しています。
The METでは世界有数の武器・甲冑コレクションを揃えており、ヨーロッパ、アメリカ、日本、インド、イスラム諸国の作品を鑑賞することが出来て、それは日本ではまず見られないほどのコレクションで必見です。
Gallery 377
鎧兜
現存する鎧は非常に少なく、アメリカの美術館に収蔵されている唯一のもの。
この鎧は将軍足利尊氏氏が京都近郊の神社に寄贈したと伝えられ、何世紀にも渡り
保存されていたもの。
Gallery 305
中世ホール (Medieval Hall)
まるで教会にいるような、静謐な雰囲気を湛えたこのスペースは宗教美術の宝庫です。
中世ヨーロッパでは、美術活動の主な後援者はキリスト教会だったために
作品の多くは宗教的目的の為に作られていましたが、The Metでは宗教的なものと世俗的なものと両方を取り揃えたコレクションになっています。
1880年の開館当時はここがメインギャラリーになっていたようです。
クリスマスの期間になるとこの聖母像の後ろ側に巨大なクリスマスツリーが飾られるのですが、胸が躍るような感動的なデコレーションを是非一度ご覧になってみて下さい。
Gallery 548
キャロル&ミルトン・ピートリー・ヨーロッパ彫刻コート (Carroll and Milton Petrie European Sculpture Court)
ここは以前は美術館の外に位置していた場所でした。
煉瓦造りの壁面はかつて、美術館の真正面だったもの。
ロダンのブロンズ像やイタリアの巨匠アントニオ・カノーバをはじめ、主にフランスやイタリアの彫刻を楽しめるホールです。
THE NYMPH OF DAMPIERRE (LOUIS-CLAUDE VASSE) 1763
Ugolino and His Sons (Jean-Baptiste Carpeaux)1865-67
The Burghers of Calais (Auguste Rodin)
オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)のブロンズ像はGallery 800でも幾つか展示されています。
Gallery 217
アスター・コート (Astor Court)
アジア美術のフロア内に、中国の蘇州市にあった17世紀の庭園をモデルにした
素敵な空間があります。月の形をした入り口を入っていくと、そこはまるで古代の中国にタイムスリップしたかのよう。古代ロマンの情緒溢れる素晴らしい庭園です。
Gallery 401
アッシリア帝国 (The Assyrian Royal Court )
現在のイラクにあたる場所にあった、アッシリア帝国の首都ニムルドの王宮の為に彫刻されたもの。神聖をあらわす角のついた帽子を被った人間の頭と、身体は肉食の鳥、牡牛またはライオンの一部を組み合わせているこのレリーフが何か得体の知れない威厳を放っています。
よく見ると帯状に連なっているのはくさび形文字で書かれた王の様々な称号と偉業。
Gallery 130
Damascus Room
オスマン帝国時代(1516-1918)にシリアの上流階級の家にあった一部屋を再現。
Gallery 455
ミフラーブ
イランのイスファハンのモスクにあった、信者が祈りの時にメッカの方向を向くよう配置されたもの。モザイクスタイルの作品として現存する最古の名品。
筆者が個人的に印象に残った作品を幾つか取り上げてみました。
マーク・シャガール (Mark Chagall)
Lovers among Lilacs 1930
満月の夜の逢瀬と匂い立つような花、溜息が出るようなロマンチックな絵画です。
アンリ・ルニョー (Henri Regnault)
Salome 1870
一瞬クリムトの作品のように思ったのですが、これは19世紀のフランスの画家の
アンリ・ルニョーの作品。同じくフランスの詩人マラルメの親友だそうです。
サロメは新約聖書に登場する人物でよく芸術的題材にされていて、館内の他の絵画でも見られます。
ジュール・バスティアン・ルパージュ (Jules Bastien-Lepage)
Joan of Arc 1879
フランス、ロレーヌ出身で殉教者として知られるジャンヌ・ダルクの実家の庭での
託宣の瞬間を描いたものです。
神のお告げを受けたジャンヌ・ダルクの表情が非常に印象的な作品ですが、実はこの絵画は
実際は3メートル近くある大作です。でも、当時は多くの批評家から批判を受けたそうなんですね。こんなに素晴らしい絵画なのに…。
ギュスターヴ・モローの作品と同じお部屋にありますので、是非合わせてご覧になってみて下さい。
エドヴァルド・ムンク (Edvard Munch)
Night in Saint-Cloud 1893
ノルウェー人の画家であるムンクの作品。哀愁を帯びた雰囲気がどことなく郷愁にかられるような感じがしてフッと絵の世界に引き込まれます。窓から見える海上の船が絵の人物の心理を一層際立てているような気がしました。
ピエール・オーギュスト・コット (Pierre-Auguste Cot)
Springtime 1873
この作品はギャラリー内でもひと際眩しいオーラを放っていて、
ずっと眺めていても飽きないような、溜息が出るような絵画です。
オランダ人であるアンドリアン・ブラウエルの「The Smokers」
酒場でのどんちゃん騒ぎの風景は何世紀たっても変わらないんだなあと思わずニヤリとしてしまうユニークな絵画です。
ロレンツォ・ロット (Lorenzo Lotto)
Venus and Cupid 1520中頃
ルネサンスの最も型破りな画家と言われるロットの作品です。
キューピッドがキンバイカの花輪を通して小便をしているのは、多産のしるしとされているそうです。ちょっとウィットに富んだユニークな宗教画だと思いました。
そして、豪華な寝室には天井にこんな壁画が!
こんな寝室で見る夢は一体どんな夢なのでしょうね。。。(溜息)
メトロポリタン美術館はカフェやレストランが充実していて用途に応じていくつかのお店を選ぶことが出来ます。
美術品が展示してあるホールに隣接したお店もあるので、ゆったりと眺めながら飲食を楽しめてオススメです。
The Cafeteria(カフェ)$ 地下階
ファミリーフレンドリーのゆったりとくつろげるカフェレストラン。
サラダやパスタ、メインディッシュ、デザートやその場でグリルしたハンバーガー、サンドイッチなど、豊富に選べるアラカルトメニュー。
営業時間
月–木曜: 11:30 am–4 pm
金曜: 11:30 am–6 pm
土曜: 11:30 am–6 pm
日曜: 11:30 am–4 pm
American Art Café(アメリカンウィングカフェ)$$ 1階
1階にあるチャールズ・エンゲルハード・コートのフロアに隣接する、カジュアルなカフェ。セントラルパークにも面しているので、パークや美術品を眺めながら、サンドイッチやスープ、サラダなどの軽食が楽しめます。
営業時間
月–木曜&日曜: 10 am–4:30 pm
金曜&土曜: 10 am–8:15 pm
Petrie Court Café(ペトリーコートカフェ)1階
プリフィックスメニュー(コース)もあり、セントラルパークを背景に本格的なお食事を楽しめます。
営業時間 毎日: 11:30 am–4 pm
(アフタヌーンティーメニュー 2–4 pm)
Great Hall Balcony Bar(The Great Hall・バルコニー バー)$$ 2階
ライブミュージックと共に、ワインやカクテル、アペタイザーを楽しめます
営業時間 金曜&土曜: 4–8:30 pm (最終オーダー 7:45 pm)
メトロポリタン美術館では、Free Wi-Fiが完備されています!
Wi-Fi利用時には、「metmuseumpublic」の無線Wi-fiを探してください。
ログインして利用ができるようになります。ログイン画面が出てこない場合は、インターネットを開いてみてください。
「Skip and Connect」でメールアドレス登録なしに接続することができます。
- ペットボトルに入った水は持ち込みOK。でも食べ物や他の飲み物は持ち込み禁止。コートチェックでも預かり不可の場合あり。
- 館内ではフラッシュ撮影禁止。動画撮影も禁止。
- スケッチにはえんぴつのみ使用可能。ボールペンやマーカーはギャラリーエリアでは使用禁止。
- ベビーカーは利用可能。注意書きがあるところは利用不可。
- 車いすの貸し出しはコートチェックで利用可能。
- リュックや荷物は持ち込み禁止。すべてコートチェックで預けないといけません。
- スーツケースなどの大きな荷物はコートチェックでも預かり不可。
- 楽器などの持ち込み禁止。コートチェックでも預かり不可。
- コートや小さな傘は館内持ち込み可能の場合あり。長い傘は、持ち込み禁止。
一番、注意してほしいのは、手荷物に関してです。
美術館では、盗難を防ぐために、後ろに背負うリュックサックなどは必ずコートチェックで預けないといけません。またショルダーバッグは、かばんが前側にくるように下げていないとスタッフから注意されます。
スーツケースも、小さなものでもコートチェックには預けることができません。必ず、滞在先に置いてから美術館に向かってくださいね!
コートチェック(Coat Check)について
ニューヨークの大きな美術館やホテルでは、コートチェックが設備されています。
邪魔になるコートや荷物を預けることができる便利なサービスです。日本でいうコインロッカーみたいなものでしょうか。違いは、専属スタッフがおり丁寧にサービスしてくれます。
美術館内では、手荷物ルールが厳しいので、大体の方がこちらで預けることになると思います。
注意して欲しい点は、財布などの貴重品は必ず預けないこと。
また、荷物を戻してもらった時にはチップを渡すのがルールです。コートチェックの場合は、大体1〜2ドルほどです。
ニューヨーク観光でも重要なお土産探しは、美術館でもできます。
Metストアは館内にはいくつかあり、その箇所によって品揃えも様々です。これいいな!という物を見つけたら、その場で購入を考えることをおすすめしますよ!
やはり「バラマキのできるお土産」はとても重宝されますよね。メットのバラまけるお土産をピックアップしてご紹介します。
- エコバッグ $10.95
「THE MET」と大きくデザインされたエコバッグが6色展開で販売されています。
モード的でスタイリッシュですし、何個も持っていても困らないエコバッグはお土産に最適です。
軽くてコンパクトなので買って帰る側としても貰う側としても便利で嬉しいお土産です。
ぜひ自分用にも購入したいものです!
- ブックマーク $16.95
本に使うしおり(ブックマーク)は合計10種類以上も売られています。
デザインは様々で、ザ・メットのロゴマークだったり、可愛らしいピンクヒールの形や、エジプト猫の形のブックマークなどなどおしゃれ且つユニークなお土産にぴったりです。そしてコンパクトなので荷物にもならない点が旅行者としても嬉しいですね!
- マグネット $15.95
マグネットはいろんな種類が用意されていますが、おすすめは青カバの3Dマグネットorエジプト猫の3Dマグネットです。
単なる絵が入っているマグネットよりも、アートチックなこの3Dマグネットは、ユーモアセンスも抜群です!
- ウィリアム君の消しゴム $3.95
メットの隠れマスコット「ウィリアム」君の形をした消しゴムです。青いカバですね。
あまり知られていないこのウィリアム君。下記で詳しくご紹介しますね!
メトロポリタン美術館の非公式マスコットです。
ウィリアム君は貯蔵品の1つで、Gallery 111「Standing Hippopotamus」のあだ名がウィリアムです。
正式名称Standing Hippopotamus時代古代エジプト中王国 、第12王朝、紀元前1961年〜1878年大きさ全長:20 cm 幅:7.5 cm 高さ:11.2 cmギャラリー番号111
この陶器の貯蔵品は、鮮やかな青色でカバの形をしたエジプトの焼き物です。ファイアンスと呼ばれる陶器の一種で、特徴は粘土ではなく石英で作られていることです。表面は、ガラスの一歩手前のような物質で覆われ、つやつやしています。
陶器の用途は、貴人の副葬品として埋葬されていました。その当時の古代エジプト人にとって、カバは危険な動物のひとつとして考えられており、守護神的存在でこのカバの陶器と一緒に死者を埋葬しました。
なので、このような青色のカバの陶器は他の美術館にもたくさん貯蔵されています。
メトロポリタンを始め、ルーブル美術館やウィーン美術館などでも同じようなカバがいます。
でもウィリアム君はあくまでも「メトロポリタン美術館」のカバの陶器のことです。
それでは、なぜウィリアム君と呼ばれるようになったのでしょうか?
1931年3月18日、ある雑誌に青カバの記事がでました。
それは、青カバの写真を飾っているある家庭では、青カバのことをウィリアムと呼んでいるという内容でした。
それを気にいったメトロポリタン美術館の人が、1931年6月のメットの広報誌にてその記事を載せました。そこからウィリアムという名前が根付いたそうです。
ウィリアム君に絵ががれている花はロータスという蓮の花です。
メトロポリタン美術館(メトロポリタンミュージアム)という歌で、怖いイメージを思い出す方も多いと思います。
1984年にNHK「みんなのうた」で放送され、有名になった楽曲です。作詞・作曲は大貫妙子さん、編曲は清水信之さんです。実際に大貫妙子さんがメトロポリタン美術館を訪れ、作詞作曲されたそうです。
幼少期のトラウマ曲として知られており、映像は無表情の人形アニメーションで実写ということもあり不思議に怖くなります。歌詞もよく聞けば、怖くなり、ラストはもっと印象的です。
そんなラストシーンに登場する”大好きな絵”は、エドガー・ドガ作「踊りのレッスン」(ダンス教室)です。メトロポリタンにも展示されているのでぜひこの機会に探して見てくださいね!
最後はメトロポリタン美術館のうたをどうぞ。
去年、メトロポリタン美術館ではコムデギャルソンでおなじみの川久保玲さんの特別展が開催されたんですよ!ファッション好きのニューヨーカーにも評判でした!
2017年の記事「~メトロポリタン美術館にREI KAWAKUBOさんがやってくる!」