September 20, 2019
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NY旅行には必須!アメリカのシンボル「自由の女神」を隅々まで楽しむ方法 2019

こんにちは、プレ子です。
暑い夏も終わって気温が下がって涼しい秋、観光をするのにもぴったりの季節です!ニューヨークを訪れたら誰もが1度は観たいと思うシンボル的存在、自由の女神。

以前にも「自由の女神に会いに行こう!」でご紹介しましたが、マンハッタンから、フェリーで20分ほどのリバティアイランドに、自由の女神は悠然と立っています。
この記事を読むと自由の女神が益々見に行きたくなるような豆知識から、クルーズのチケットの購入方法、リバティアイランドに上陸して像の最上階の展望台に行くために必要なことなど、自由の女神を隅々まで楽しむための情報をこちらでまとめてお伝えしちゃいます!

1, 自由の女神の基本情報

アメリカ合衆国の独立100周年のお祝いとして、フランス市民から贈られたもので、1886年に完成しました。
アメリカの自由と民主主義の象徴であり、1984年に世界文化遺産にも登録されています。

台座部分も含めて、全長93m (305.1フィート)、重さは225トンあります。
フランスから自由の女神の銅像をアメリカに届けるために350個のパーツに分けて、214の箱に詰めて届けられました。本体は、ニューヨークで組み立てられ、1886年10月28日に奉納されました。

英語で“Statue of Liberty” (自由の像) と呼ばれています。
また正式名称は“Liberty Enlightening the World” (世界を照らす自由) と言い、日本語とは違って、英名に性別の言及はありません。実際見た方はお分かりだと思いますが、像を見ても判別は難しく、女性にも男性にも見えます。

全体は銅製で、右手に掲げる松明の炎部分のみ、純金で作られています。左手には、独立記念日の1776年7月4日とローマ数字で刻まれたプレートを抱えていて、足元には、引きちぎられた鎖と足枷があり、それを踏みつけることで束縛からの解放を表現し、奴隷制度が廃止された事を記念しています。その姿は今でも自由とそして移民の国、アメリカ合衆国の象徴となっています。

自由の女神の中は空洞になっていて、そこには台座から展望台にもなっている頭部の王冠部まで螺旋階段が355段繋がっていて、上ることができます。王冠には7つの突起があり、世界の7つの大陸と海には自由が広がっていることを表しています。
こちらの王冠の展望台に登るには事前予約が必要です。予約の仕方もこの先の項目で解説してあるので要チェックです!
▼ 自由の女神の王冠(最上階の展望台)に登るには?

台座部分には、女流詩人エマ・ラザラスの素敵な詩が彫られています。

The New Colossus

Emma Lazarus 1883

Give me your tired, your poor,
Your huddled masses yearning to breathe free,
The wretched refuse of your teeming shore.
Send these, the homeless, tempest-tost to me,
I lift my lamp beside the golden door!

(あなたの疲れを、貧困を、私のもとへ
自由を切に願い身を寄せ合う民衆
方々の海岸で哀れにも拒まれた人々
行き場のない者を、逆境で繰り返し打たれる彼らを
どうぞ、私のもとへ
私は黄金の扉の側で灯を掲げ続けます!)

「自由の女神は元々違う色だった?」

現在はご存知の通り、エメラルドグリーン(緑青)の姿です。
でも、元は「銅像」の名の通り、3000万ペニーに値する量の銅で作られたため、当初は1セント(ペニー)や日本の10円玉と同じブロンズ、銅板の自然な鈍い茶色でしたが、30年の間に酸化がすすみ、今の色にゆっくりと変わっていきました。

ミュージアムで展示されている自由の女神の顔の実際のサイズと当時の色合いです。

「自由の女神が出来るまで〜その後」

自由の女神建設の発案は、フランスの法学者であり、フランス反奴隷制度協会の会長エドゥアール・ド・ラブライエと彫刻家、フレデリック・オーギュスト・バルトルディの 夕食の会話からでした。
バルトルディは、1870年に最初のモデルを作り、ラブライエと共にアメリカの自由をどのように表現するか試行錯誤をしました。初期のアメリカの歴史でよく国の文化的シンボルとされていた2人の女性像のうち、 古代ローマで崇拝された自由の象徴リベルタスをこの銅像のモデルに、像のデザインはウジェーヌ・ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」、顔の造形にはバルトルディの母親の様相も入っているとの説もあります。
彫刻の設計に関する構造的な問題に対処するエンジニアとして、エッフェル塔を建てたアレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェルがサポートしました。

自由の女神の建設費用を捻出するのは思ったよりも大変な作業でした。フランスでは銅像の部分のために、公的資金から国の宝くじ、パリ万博で完成した頭部を公開するなどして資金集めがされました。
台座のためにアメリカでは更に時間をかけながら、あらゆる形のエンターテイメント、オークションなどで資金集めをしました。ジョセフ・ピュリッツァーは、より多くの寄付を募るために新聞で富裕層や中産階級に呼びかける記事を書きました。
1885年にやっと財政が整い、その1年前にフランスで既に完成していた像をニューヨーク港で迎え入れることが出来ました。

自由の女神、建設その後〜

1901年まで、自由の女神は米国灯台委員会の管轄で、灯台として役目を果たしその後、陸軍省に渡りました。
1924年に国定記念物と認定され、1956年にリバティアイランドに名称変更がされました。ロナルドレーガン大統領が、1982年に改修工事計画を立て、2年後に資金調達を終え、さらに2年後の1986年には修復を完了して、100周年を迎えました。

2001年9月11日、テロが起きてから100日間、リバティアイランドは閉鎖、自由の女神の像は2004年まで約3年間、閉鎖されました。

未だ、記憶に新しい2012年のハリケーンサンディがニューヨーク近郊に直撃した時もしばらくの間、閉鎖されていました。

「他の場所にある自由の女神のレプリカたち」

フランスのパリにあるレプリカ像は、フランスがアメリカに寄贈したお返しとして、パリ在住のアメリカ人からフランス革命100周年を記念して贈られたものでセーヌ川の橋のたもとに存在します。
左腕に抱える銘板には、フランス革命のきっかけであるバスティーユ牢獄襲撃事件の1989年7月14日が刻まれています。

また、パリにあるリュクサンブール公園内にも設置されていますが、そちらはニューヨークの自由の女神の準備作業のために作られたものが寄贈されたものです。

日本にもあるレプリカはお台場にあり、フランス政府公認で設置されました。

ラスベガスのニューヨークホテルの正面にも半分サイズの自由の女神が置かれています。

ラスベガスの自由の女神です

2, 自由の女神を見る方法4通り

マンハッタン島から南へ約2.6km先のリバティ島に自由の女神は立っています。
ニューヨークに来たなら必ずしも1度は見ておきたい自由の女神、色々な方法で見ることができますので、こちらでは大堂の4通りをご紹介します。

バッテリーパーク(無料)

– thebattery.org

マンハッタンの南海岸にある公園「バッテリーパーク」でも自由の女神が見れます。
といっても、小さくシルエットが分かるくらいです。
でもフェリーでリバティ島までいく時間がない人にはおすすめですよ!

料金は、もちろん無料です。

観光者レビュー:ニューヨークでの滞在は数日だけで他の目的で渡米したこともあり、本当に小さくしか写りませんが写真撮影のみで良しとしました。

Battery Park

場所マンハッタン島の南海岸最寄駅4/5線「Bowling Green」、1線「South Ferry」公式ウェブサイトthebattery.org

スタテンアイランド行きフェリー(無料)

無料のスタテンアイランド行きフェリーに乗って、自由の女神を遠巻きに眺める方法があります。

タイムズスクエアから赤の1ラインに乗って終点のSouth Ferry駅、もしくは黄色のWラインに乗って、White hall South Ferry 駅で降りると、スタテンアイランド行きの黄色いフェリーの乗り場があります。
フェリーの運営はニューヨーク市が行なっており、値段も無料です。
チケットはなく、フェリー乗り場に時間の前に行けば簡単に乗ることが出来ます。

中では軽食や飲み物が買え、フェリーの中や船上から自由の女神を見ることができます。
スタテンアイランドへ行きの場合は、右側。マンハッタンへ帰りは左側に自由の女神がきます。

所要時間は25分ほどです。
乗船ダイヤは約30分間隔でスケジュールされています。

観光者レビュー:スタテンアイランドでディナーも兼ねてフェリーで自由の女神を見ました。写真映えするほど近くには寄らなかったけれど、船上から見れて良い思い出になりました。着いてから小さなスペイン料理のレストランでディナーをしました。穏やかな街並みでした。

The Staten Island Ferry – Whitehall Terminal

場所バッテリーパークの横
4 Whitehall Street New York NY 10004最寄駅1線「South Ferry」、R/W線「Whitehall St」公式ウェブサイトsiferry.com

スタテンアイランドのフェリースケジュール

※2019年10月現在です。最新スケジュールは公式サイトでご確認ください。

青い部分がマンハッタン「ホワイトホール ターミナル(Whitehall Terminal)」出発、オレンジの部分がスタテンアイランド「セイント・ジョージ ターミナル(St.George Terminal)」出発です。また、このフェリーは頻繁に運行しませんし、スタテンアイランドはどちらかというと住宅地であまり観光名所がありませんので、行ったその足で帰りのフェリーに乗るのがおすすめです。

サークルラインクルーズ(有料)

自由の女神を見る方法でおすすめな1つは、観光船クルーズです。
シティパスでも乗れるサークルラインクルーズに乗り、島の周辺から自由の女神を眺めることが出来ます。
スタテン島へのフェリーよりもそばに寄ってくれるので、迫力のある自由の女神を見ることが出来、同時にマンハッタン、ブルックリン橋など、他の景色も楽しむことができる観光クルーズツアーです。

リバティ島へ上陸まではしないでもいいという方にはとってもオススメです。

料金は$31〜44。
コースもいくつかあるので、好みに合ったクルーズが選べます。
シティパスの対象アトラクションです。

サークルラインクルーズのチケット料金

料金はコースによって異なります。
公式サイトは、circleline.com

コース大人子どもBest of NYC Cruise(ベストオブNYCクルーズ)$44$37Landmarks Cruise(ランドマーククルーズ)$37$31Harbor Lights Cruise(ハーバーライツクルーズ)$41$34Liberty Cruise(リバティクルーズ)$31$26

*子ども料金は、3歳〜12歳が対象です。2歳以下は、無料のチケットをもらい乗船します。

自由の女神の島に上陸(有料)

最後に自由の女神の島へ上陸して、自由の女神を見る事です。
これが一般的な、「自由の女神を見に行って来た」ではないでしょうか。

マンハッタン南から、専用フェリーで約30分弱で自由の女神の島「リバティ・アイランド」につきます。
島では、自由の女神の目の前まで行けるので写真撮影をしたり、ミュージアムに入ったり、チケットがある人は女神像の中に入ることもできます。

料金は$18.50〜21.50。
チケットは3種類です。
シティパスの対象施設です。

チケットの料金や種類については▼自由の女神のチケット料金・種類でご案内。

観光者レビュー:まず、ここまで近くに行けるとは思ってもなかったのでびっくりでした。天気のいい日は、外でピクニック気分も味わえそうなので、次は半日ゆっくりと行きたいくらいです。自由の女神系のお土産はここで買うのがおすすめ!

Liberty Island

場所New York, NY 10004, USA最寄駅専用フェリー公式ウェブサイトnps.gov

3, 島に上陸して自由の女神を堪能する方法

自由の女神が立っているリバティ・アイランドに上陸して、間近で像を見ることができます。
写真で島を見ると自由の女神は小さく見えますが、実際に行ってみるとカメラの中に納めるのにもテクニックがいるほど、とにかく大きいです!!

また人気なポイントが女神のクラウン(王冠)に登れることです!
ただ130年以上も前に建設された像なので、エレベーターはないので自力で階段を登る必要があります。

他にも注意事項があるので、その点や、チケットの取り方、フェリーの乗り方、実際の島での過ごし方、新しく開館したミュージアムなどについてご紹介します。

自由の女神の王冠(最上階の展望台)に登るには?

自由の女神には、台座と王冠と2種類の展望台があります。
王冠部分は1日240人という人数制限がありますので、展望台に上るには専用のチケットを購入する必要があります。
また、王冠部は予約が先々まで埋まっていますので、3か月先の早めの購入をお勧めします!

王冠へ入場は制限がありますので、下で注意事項をご確認ください。

自由の女神の王冠へ入場できる人

注意しないといけない点が何点かあります。下記に当てはまる人のみ、自由の女神の王冠へ入場できます。

  1. 王冠へのチケットを手に入れた方
  2. 身長が121センチ以上であること。
  3. 162段を登れる事
  4. 荷物なしになれる事

下記、詳しく説明します。

1、王冠へのチケットを手に入れた方

王冠へは1日240人のみアクセスができます。
チケットを購入すれば問題は解決ですが、世界中から観光者が集まってくるニューヨークの一番人気スポット「王冠」なので、希望の日にチケットが取れるかは運かもしれません。
3か月前から予約が可能なので、必ず取れるように予約可能日当日はネット画面に張り付いておくべきです。

2、身長が121センチ以上であること

これは、大人ならば大体の人が心配しなくていいルールです。
自由の女神に登るのを心待ちにしているお子様には、Bad newsですね。。
身長制限は、4フィート以上であることとなっており、正確には約121.92cm以上です。

3、162段を登れる事

自由の女神の中にはエレベーターはないので、自分の足で階段を登って、降りれる人のみ入場できます。
メインロビーから王冠デッキまでは、377段あります。台座の部分にはエレベーターがあるのですが、女神自体の中にはないので、162の螺旋階段を登ることになります。

ちなみに、トイレはロビーのみなので事前に行ってから臨んでくださいね!

4、荷物なしになれる事

これは、荷物をロッカーに入れれば解決です。
王冠へは、3つのみ持ち込みが許可されます。

1)カメラ:カメラバッグやケースは不可です
2):透明のプラスチックボトルに入っているもののみです
3):特別な医療ケアが必要な方に当てはまります

それ以外はすべて、島内に設置されているロッカーに預けることになります。
ロッカーの利用料は25¢(クウォーターコインのみ)
※使用後、問題なければ返却されます。
利用時間は、2時間。
ロッカーサイズは、約30 x 30x 45センチ

自由の女神のチケット料金・種類

チケットは3種類ありますが、島に上陸するための一般チケットと台座に上るチケットの金額は同じです。台座にも人数制限があるのと、このチケットで女神内部の展示室、台座のテラスに入れるため、差別化されています。一般チケットの方は女神内部には一切入れませんのでご注意ください。

どのチケットも自由の女神のあるリバティアイランドを散策後、エリスアイランドの移民博物館にも行けるチケットのセットとなっており、2019年から併設された自由の女神博物館にも入れます。

乗り降りする場所は、ニュージャージーとニューヨークのどちらかのフェリー乗り場から選べ、リバティアイランドに上陸、自由の女神の台座まで上り、その後エリスアイランドに上陸するコースです。エリスアイランドに興味のない方や時間のない方は直接戻るフェリーもあります。

フェリーの時間

行き帰り春夏は午前8時半から午後4時まで5:45まで秋冬は午前8時半から午後3時まで5:45まで

20~30分間隔でフェリーは運行していますので、希望の出港時間のフェリーを予約します。

個人差はありますが、島は2つありますので、所要時間は3~4時間と考えて購入されたらいいかもしれませんね。

チケットはケータイで見せるだけの印刷なしのEチケットがらくちんです。
*予約チケットは身分証明書と同じ名前で。チケット譲渡、売買は出来ません。

チケットの料金

自由の女神行き一般チケット(Reserve Ticket)大人$18.50ドル子ども(4-12歳)$9ドル62歳以上のシニア$14ドル0-3歳無料自由の女神の台座チケット(Pedestal Reserve Ticket)大人$18.50ドル子ども(4-12歳)$9ドル62歳以上のシニア$14ドル0-3歳無料最上階の王冠に上るためのチケット(Crown Reserve Ticket)大人$21.50ドル子ども(4-12歳)$12ドル62歳以上のシニア$17ドル0-3歳無料

リバティアイランド、エリスアイランドについて

リバティ・アイランド

船が出発するマンハッタンのバッテリーパークから、約2.6キロ離れた所に位置するリバティアイランドは、オランダの入植者たちにより、豊富に牡蠣が取れることから、グレート・オイスターアイランドと名づけられました。その後、建設工事で、牡蠣が取れなくなり、イギリスの支配下になってからはあらゆる人に所有権を移しながら、1800年に軍事要塞とするため連邦政府に譲渡されました。のちに自由の女神の台座が中央に置かれるフォートウッドの星型の城壁は1811年に作られました。1944年には軍事施設が完全撤退しました。

Liberty Island

場所New York, NY 10004, USA最寄駅専用フェリー公式ウェブサイトnps.gov

エリス・アイランド

1982年から1954年にかけて、ニューヨークがニューアムステルダムと呼ばれていたころからアメリカの移民玄関口であったエリスアイランド島。この時代の移民は必ずこの島で入国審査を受けました。アメリカ合衆国移民局から1200万人以上の移民が米国へ入国し、移民希望者の2%程の人が、自国に戻されました。移民たちは “Island of Hope” (希望の島)、または “Island of Tears”(嘆きの島)と呼びました。1980年代の修復後、エリスアイランド移民博物館として再開し、移民の歴史に関する展示がされています。

Ellis Island

場所1 Liberty Island – Ellis Island, New York最寄駅専用フェリー公式ウェブサイトnps.gov

自由の女神のチケット購入方法

それでは、自由の女神のチケット購入の仕方です。

こちらのサイトから予約します。
statuecruises.com

  1. 4種類のチケットのうち、お好みのチケットを選び、BUYボタンを押しましょう。
  2. ニューヨークからか、ニュージャージーからかを選び、赤いボタンで決定しましょう。
  3. 年齢別チケットで日にちと時間を指定するため、それぞれの青いボタンを押します。日にちを押し、時間を決めたら枚数ボタンを押して、Continueボタンを押します。
  4. 自動で先ほどのチケットページに戻りますので、Add to Cart (カートに入れる)をクリック。
  5. 確認をしたら、赤いcheck out(チェックアウト)ボタンを押します。
  6. カードの請求書情報とカード番号を入力して、購入完了です。

当日購入の方法

自由の女神のチケット当日購入は、レンガ造りのCastle Clinton National Monument (キャッスル クリントン ナショナル モニュメント)にてできますが、島に上陸するリザーブチケットのみで、こちらでは自由の女神の台座や王冠には入れません。
また、売り場はフェリー乗り場のすぐ側ですが、待ち時間も長いためあまりお勧めしません。

ニューヨークシティパスで入場する

【スマホ携帯版】シティパスの簡単な購入方法

自由の女神の他にも美術館や博物館、エンパイアステートビルディングなどの観光のご予定がある場合は、ニューヨークシティパスを購入するのもお得で便利です。
シティパスは、一般チケットとして入場できます。

料金は、大人$132、子供$108。
入場対象は6箇所。

  1. 自由の女神 or サークルライン観光クルーズ
  2. エンパイアステートビル
  3. トップオブザロック or グッゲンハイム美術館
  4. アメリカ自然史博物館
  5. メトロポリタン美術館
  6. 911メモリアルミュージアム or イントレピッド海上航空宇宙博物館

シティパスの詳細や、購入方法については下記ページをご参考ください。

4, さぁ行きましょう!自由の女神へ

チケットを購入したら、余裕をもって現地へ向かいましょう。
厳重なセキュリティーチェックがあるため、フェリーに乗る時間の45分ぐらい前には、乗り場の列に並べるように時間は多めに見積もりましょう。

リバティ島へ持っていってよかった物

  1. 天気のいい日は、日焼け止め、帽子
  2. 天気の崩れそうな日は、折りたたみ傘
  3. 身分証明書

まず、ニュージャージー、ニューヨークそれぞれのフェリー乗り場へ

ニューヨーク側 フェリー乗り場

地下鉄で緑の4, 5ライン、Bowling Green(バウワリーグリーン)駅で降りて、右手に緑の広がるバッテリーパークに向かいます。電車は1番前に乗っておくと、出口の階段の前で降りられます。他にも赤の1番South Ferry(サウス フェリー)駅からも行けます。その場合、無料フェリーの方に乗らずに右手のBattery Park(バッテリーパーク)に歩いていきます。どちらからも案内が出ていないですが、とにかく右手南端を目指します。

フェリー乗り場では、割といつでも人が大勢並んでいます。フェリーが見えてきますが、まずは空港並みの荷物検査及び、X線使用のセキュリティーチェックです。上着も靴も脱いで、金属探知のゲートも通ります。大きな荷物は持ち込み不可なので気を付けましょう。ブザーが鳴れば徹底的に調べられます。

Castle Clinton National Monument, Battery Park

場所バッテリーパークの中
「Castle Clinton National Monument」最寄駅4/5線「Bowling Green」、1線「South Ferry」、R/W線「Whitehall St」公式ウェブサイトstatuecruises.com

ニュージャージー側 フェリー乗り場

こちらはミュージカルのハミルトンの記事でもご紹介した、決闘が行われたliberty state park(リバティ州立公園)内にフェリー乗り場があります。

いよいよ、船に乗り込みます。船内そして島内では、軽食や飲み物販売がありますが、アルコール類は身分証の提示が必須です。夏が終わり、涼しい風が肌に気持ちよく、髪がなびきます。後ろを振り向くと、遠ざかるマンハッタン、ダウンタウンの高層ビルたち。こちらも見がいがあります。私は特に帰りのフェリーのマンハッタン進行方向に陣取り、明かりの灯り始めたダウンタウンが眼前に迫ってくる景色がお気に入りです。

さて、自由の女神がよく見えるポジションはフェリーデッキ、3階の右側です。

自由の女神が右側に見えてきて、正面を通過します。写真スポットなのでゆっくり運転してくれているのを感じます。船にはベンチがありますが、近づいてきたら周りの人が立ち上がりはじめ、集まってくるので、1番前で眺めたい人は初めから柵付近でのポジション取りが大事です!

女神の正面を通り過ぎて、西側の船着き場に到着。マンハッタンからは15分ぐらいです。

Liberty State Park, Jersey City

場所1 Audrey Zapp Dr, Jersey City, NJ 07305最寄駅電車 Hudson-Bergen Light Rail (HBLR)「Liberty State Park Station」公式ウェブサイトstatuecruises.com

5, 自由の女神に到着!島内での過ごし方

さて、フェリーでリバティ島に着いたら、本題の始まりです!
自由の女神を実際に見て触れて、自由の女神ミュージアムも見学して、お土産もゲットして、と盛りだくさんの楽しみ方があります。

【2019年5月開館】自由の女神ミュージアムを楽しむ

島ではカモメがお出迎え、インフォメーションセンターにて、リストバンドをつけてもらいます。このセンターを含め、島の所々にレンジャーの方がいて説明してくれたりします。まっすぐ歩いて行くと広場があり、その目の前の小高い丘の上にあるのが自由の女神ミュージアムです。

2019年初夏5月16日に、自由の女神ミュージアムが開館しました。こちらは女神内部のチケットの有無にかかわらず、この島を訪れるチケットを持つ人は予約・追加料金なしで入ることができます。

Statue of Liberty Museum

場所Liberty Island最寄駅専用フェリー公式ウェブサイトlibertyellisfoundation.org

自由の女神ミュージアムが出来るまで

以前は、自由の女神内部に博物館スペースがあり、内部見学の人のためだけに限られていましたが、台座・王冠には人数制限があるため、20%の人しか見ることができませんでしたが、たくさんの方に見てもらいたいということで外側に作られました。博物館内では、体験型のシアターや女神が出来るまで、彫刻家バルトルディのギャラリーなどが見れます。

建設130周年の2016年より建設が予定されていて、ダイアン・フォン・ファステンバーグやニューヨーク元市長マイケルブルームバーグ、ジョージルーカス、コカ・コーラカンパニー、ディズニーなどそうそうたる顔ぶれによる寄付金1億ドル(110億円)をかけて作られました。

建物を設計したのは、ジャビッツセンターをデザインしたFXcollaborative 、これからも期待が高まる建築チームです。

オープニングセレモニーは5月15日にトニーベネットやグロリアエステファンのパフォーマンスと共に行われ、寄付をした方々を中心にヒラリークリントン元国務長官やAmazonの社長、ジェフベゾス、ニッキーヒルトンなども現れました。

ミュージアムには1886年から1984年まで約100年間、灯台として自由の女神が活躍していた頃に持っていたトーチで、大きなランプになっています。

像の構造と歴史に関する展示品

像を空から眺めることのできる空中写真を見ることのできるImmersive theater(イマーシブ劇場)があります。こちらのシアターは10分ほどの映像作品で、自由の女神の歴史、構造、肉眼では見れない台座の足かせの部分、引きちぎられている鎖の部分、ドローンで撮影された空からのドアップ映像など必見!です。

また、冒頭でもご説明した自由の女神の製作者、彫刻家のフランス人、フレデリック・バルトルディのギャラリーには、バルトルディ博物館から、像、建設中の歴史的な写真や米国議会図書館からの台座の初期デザインスケッチも展示されています。内部構造に携わったギュスターヴ・エッフェル(エッフェル塔の建築家)がどのようにあの女神像を雨風やハリケーンにも耐えうる銅像として、構築したか説明と模型の展示もありました。

台座の建設はリチャード・モリス・ハント、メトロポリタン美術館を手がけた建築家です。

館内には、自由の女神と同じ大きさの顔や足が飾られています。

ルーフトップには展望スペースが広がり、海風がそよ吹く中、青空と自由の女神の後ろ姿、マンハッタンのスカイスクレーパーを楽しむことが出来ます。

「自由の女神の台座」の見学

台座見学に向かいます。ここでもまた、厳しめのセキュリティーチェック!
カメラとスマホは一人一台まで、それ以外の物を手荷物預け用のコインロッカーに入れて、写真付きの身分証明書(パスポートなど)を提示して、女神土台部分に入ることができます。
その後、リストバンドチェックを受け、簡単な説明があり、いよいよ内部探索開始です。

こちらの内部の博物館も現存しており、トーチや一部分は移動したものの、自由の女神の発案者、エドゥアール・ド・ラブライエや新聞で基金を募ったジョセフ・ピュリッツァーなどに触れた展示が残されていますのでこちらも楽しむことができると思います。でもまずは、上まで早く上りたい!最上階までは355段、上る前にお手洗いに行っておきましょう。

台座部分で、リストバンドチェック。台座まではエレベーターか階段を選ぶことが出来ます。台座までの一方通行の階段は150段あり、こまめに踊り場が設けられています。

「自由の女神の王冠」の見学

王冠に行くまでの道は大人1人がやっと通れるくらいの狭い螺旋階段を上っていきます。
行きと帰りで別の階段ですのですれ違いの心配はありません。こちらで最後のリストバンドチェック、回収されます。
女神の顔の裏も通り過ぎるので、目や鼻の裏側部分も見れたり、ミュージアムでも紹介されていた中の構造を確認できます。

王冠部分に到着すると、大人10人弱しか入れないスペース。
格子の入ったような小さな窓から(この部分が王冠)トーチを持つ腕、眼下に広がる景色、1776年7月4日と石板に刻まれているのを自分の目で見てみましょう。
写真を撮るときは十分に気をつけて、カメラや携帯を絶対に落とさないでくださいね!!

音声ガイダンス

「AUDIO GUIDE(音声ガイダンス)」はどのチケットにもサービスがついています。
リバティ島とエリス島での利用ができ、言語も日本語を含める12ヶ国語で用意されています。

希望の方は、島内での「Audio Tour Pick Up」窓口へ。

限定お土産・ギフトショップ

リバティ島には、ギフトショップがあり、ここでしか買えないような自由の女神の品がここぞとばかり揃っています!
お手軽なおすすめお土産は、「ペン」です!
他にもニューヨークのお土産を渡すなら自由の女神絡みはどうでしょうか?
ギフトショップの一部をご紹介します。

自由の女神付きペン

鉛筆からボールペンまで色々な種類があります。
$2.50〜と値段もお土産には嬉しい低価格です。

自由の女神のスポンジ王冠

記念写真に被り物はピッタリです。$3と優しいお値段です。

自由の女神&テディベア

王冠に、本、松明を付けるテディベアです。
可愛いですよね。

Statue of Liberty Museum Shop

場所Liberty Island営業時間毎日 8:30 – 18:30

リバティ島のレストラン

天気の良い日はランチも兼ねてリバティ島に訪れるのがおすすめ!
島内でも美味しいお食事を用意しているレストランがあります。
レストランというよりかは、フードコート的なところです。

メニューは、バーガーやピザ、チキンウィング、サンドイッチ、フィッシュ&チップス、サラダなどかなりのバラエティ豊かに揃っています。

ちなみに、エリス・アイランドにもカフェがあります。

Statue of Liberty Crown Cafe

場所Liberty Island営業時間毎日 8:30 – 17:15

いかがでしたか?

今年開館したばかりの自由の女神ミュージアムは必見です。海と空と自然を感じながら、歴史や自由のあり方をこんな時代だからこそ改めて考え直すいい機会となりました。女神の中からも外からも大きさを感じ、1つの大きなものを作り上げるためにどれだけの人が時間や労力、お金を費やしたのかを知ることができました。

ニューヨークといえば自由の女神、観光客には外せないスポットですが、アメリカ出身また、在住者にとっても特別な場所であり、楽しめる空間に変貌を遂げたと言えるでしょう。

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